特集

引き算の手法はもう通用しない
Nanoに学ぶ
コスト削減

22万円という考えられない超低価格で発売されたインドTataMotors社「Nano」。そのNanoが日本で初めて公開された。コスト削減の手法を明らかにし、激化する低価格競争で勝ち残る方策を探る。

  • Part.1 新興国コストが基準に
  • Part.2 超低価格の秘密
  • Part.3 専用設計か、モジュール化か
  • 解説

    LEDヘッドランプはどこまで広がるか

    LED(発光ダイオード)ヘッドランプを使う車種が増えてきた。トヨタ自動車が2007年5月発売の「レクサスLS600 h」に採用したのを皮切りに、ハイブリッド車への採用を拡大しているほか、三菱自動車も電気自動車への採用に踏み切った。今後、コスト削減とLED1素子あたりの輝度向上によって、2014年以降に、本格的な普及が始まりそうだ。

    最強のバイオ燃料、「藻」

    化石資源に頼らない燃料として、バイオ燃料が定着してきた。しかし、高等植物を使う今のやり方では限界がある。面積当たりの収穫量が少なく、水も無駄に使うからだ。その解決策として、藻を使うバイオ燃料の開発が始まった。面積当たりの収量が現在の3~40倍と大きく、水もあまり使わない。ただし実用化するには原価を低減することが必要だCO2吸収と組み合わせるなどの工夫を模索している。


    技術レポート

    • トヨタのリコール問題
    • Bosch社のEV/HEV需要予測
    • Continental社の安全技術
    • Automotive Technology Day 2010 winter報告
    • 2016年までの自動車市場予測
    • GM社の「Chevrolet Volt」
    • Daimler社のクリーンディーゼル車
    • NTNのセンサ付きハブベアリング
    • プレスで製造するサイクロイド減速機
    • Znを使わない防錆鋼板
    • JASPAR成果発表会
    • 産総研のパワー素子用ダイヤモンドウエハ
    • EV・HEV駆動システム技術展
    • 北陸電力の低床型電気バス

    新車レポート




    展示会レポート

    ジュネーブモーターショー2010

    電動化戦略の発表相次ぐ HEVは1モータ構成が主流に


    エンジニアの仕事

    隣の席の開発に志願

    ジェイテクト中部テクニカルセンター センター長 渡邉正幸

    明日を読む

    基本ソフトの再利用で開発コストは下げられる

    JASPAR運営委員長(トヨタ自動車制御ソフトウェア開発部長) 畔柳 滋

    グローバル新潮流を追う

    第6回 欧州メーカーのEV戦略
    電池開発に力注ぐDaimler社
    Volkswagen社は量産を表明

    ITでクルマはこう変わる

    第6回 ITS車載器
    ETC車載器の次世代版が実用化
    高速道路の快適性と安全性を向上

    欧州ジャーナリストの視点

    欧州でもくすぶり続けるトヨタ自動車のリコール問題

    経営コンサルタントの視点

    中国の新エネルギ車開発が活発化

    自動車部品進化論

    第18回 CVT
    小型軽量、高効率を追求 副変速機採用で変速比幅拡大

    連載講座

    Voice

    Market Watch

    • Liイオン2次電池の材料市場は2014年に6521億円
    • 【日本市場】2010年に入り、ホンダ「インサイト」が圏外へ
    • 【中国市場】12月の販売台数は100万台を超える
    • 【米国市場】1月、2月とも前年同月比2けたの増加を示す
    • 【欧州市場】2009年はFiat2車種が2けたの伸び

    NewsIndex

  • 1.【トヨタ・リコール】急加速する原因は何か
  • 2.【トヨタ・リコール】日本製と米国製で異なるペダル構造
  • 3.米CTS社のアクセルペダル、他社では不具合なし
  •    ――ほか
  • 新製品

    • 過熱・過電流保護回路内蔵IPS ――ほか