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日経ものづくり2005年11月号
目次
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TENPAKU・R
樹脂試作のTENPAKU・R、開発者の構想を形で表す
TENPAKU・Rは,自動車,家電業界を中心に常時100社以上の得意先を持つプラスチック試作加工会社。2004年11月にそれまでの「天白試作」から社名変更した。TENPAKU(天白)の後のRは,企業理念の中にあるRISE(上昇),RING(輪),RENDER(表現)の頭文字から取ったものである。
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第11回 スキル標準で計画的に技術者育成
品質の向上は,組み込みソフトウエアに関する喫緊かつ最大の課題である。本連載でも述べてきたように,組み込みソフトの不備が原因でリコールされる製品は多い。「ハードの不始末をソフト開発者が尻ぬぐいさせられる」という傾向があるにしても,組み込みソフトの開発がこれまで通りでよいということにはならない。
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第11巻 たわみに強い断面形状は
前回の復習を兼ね,今回はまず実践的な問題から始めます。
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生販直結を目指すも
海外販社に落とし穴
最近,自動車や家電などの製造業を2~3社訪問した。SCMのトレンドは,市場と工場の直結による最適生産に移りつつあるようだ。
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リア・プロジェクション・テレビ
50インチ型以上でも値ごろ感
オーソン・ウエルズ氏の映画「第三の男」以来,「第三の」という形容詞はどこか謎めいた,それでいて何かを予感させる言葉だ。
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凶器と化した防火シャッタ
煙感知器の誤作動は不可避
ガラガラガラ―――。1998年4月14日の朝8時10分過ぎ,埼玉県浦和市(現さいたま市)にある同市立別所小学校の1階東側階段の防火シャッタが,火災でもないのに突然閉まり始めた。ちょうどそこに登校してきた男児が,閉まりきる直前のシャッタの下に滑り込んだ。しかし,うつぶせの状態で床とシャッタの間に首を挟…
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機械式腕時計の復活 第3回
何で今さら・・・
服部セイコー創立110周年の記念モデルとして機械式腕時計の復活を提案し,了承されたセイコー電子工業の田中淳。難しいと思われた部品の製造も無事に終わり,あとは組み立てを待つのみとなった。しかし,その組み立て職場ではトラブルが発生。機械式腕時計の本格的な事業化に向けて弾みとなるはずだった記念モデル事業に…
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第18回 激安市場の隣りに勝機あり
「価格競争を離れて利幅を取ろう」というと,どうしても高額商品に目が行ってしまう。しかし,100円ショップにあるような商品を頭から敬遠することはない。もちろん,そんな激戦区に無造作に参入するのは無謀だが,その周辺には工夫次第で勝機がある。激安市場の周りは意外に狙い目なのである。
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標準化の神髄 第2回
開発プロセスの進化を定義
市場で製品が売れるかどうかは,開発手続きの良否に左右される。このため,開発手続きの標準化は極めて重要だ。開発手続きの標準化とは,すなわち開発プロセスを最適化すること。そして,開発プロセスは常に見直していかなくてはならない。製品の開発の特徴を踏まえて開発プロセスを改革。そして短期間,低コストで製品を開…
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ソニーのシックスシグマ 最終回
14ステップでDMAIC実践
シックスシグマを自社流にアレンジし,実践につなげる仕組みを組み込んだソニーグループ。そのソニーシックスシグマをプロジェクトに適用していくために考え出したのが14ステップから成る標準手順だ。最終回の今回は,その標準手順と,同グループがソニーシックスシグマの定着によって目指す姿について解説してもらう。
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次への飛躍に備えるPLM
日経ものづくり主催「PLMコングレス」から
設計開発と生産を支援するPLM(製品ライフサイクル管理)の導入意欲が高まっている。PLMが特別な存在である時期は過ぎ,製造業にとって必須のプロジェクトになった。着実に取り組んできた先進ユーザーは,貴重な経験を具体的に語り始めている。その指摘からは,設計開発と生産の新しい姿が垣間見える。ソニー,森精機…
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安全設計の道標、「R-Map」手法
リスクを定量評価し,許容レベルに低減
製品の安全設計は永遠の課題である。これを効率良く実現するには,リスクを正しく評価し最適な対策を講じる必要がある。その際に打って付けのツールが最近開発された。「R-Map」と呼ぶリスク評価手法がそれだ。2004年3月に発生した六本木・回転ドア死亡事故を例に,開発者にR-Mapの概要を解説してもらう。
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「第39回東京モーターショー2005」速報
まだ間に合う自動車の祭典
千葉県の幕張メッセで開催されている「第39回東京モーターショー」。今回も,世界で初めて発表されるクルマが79台,日本初の発表が120台と,多彩なラインアップが披露されている。もちろん部品メーカーの展示も完成車メーカーに引けを取らない。ここでは,本誌特別取材班が会場を取材し,注目した技術を紹介する。本…
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伸縮可能なコンベヤ 【明和】
三角プレートがスライドして長さを調整
プリント配線基板の表面部品実装ラインにおいて,基板を搬送するコンベヤが装置の間に設置してある。ラインを変更するために装置を入れ替える際,コンベヤが装置に密着しているために,その取り外しに手間がかかっていた。
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第11回 コピーがオリジナルを超える理由
情報入手に貪欲な中国メーカー
オリジナル製品の品質を上回るコピー商品が中国市場などで出回り始めた。そうしたコピー商品を造る中国メーカーは,設計から量産化に至るまで,いかにものづくりに情報が重要であるかを知っている。彼らは日系の大手メーカーで経験を積んだ中国人の技術者をスカウトし,大手メーカー仕込みの情報を手に入れる。
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UGS社,迅速な稼働を主眼とする中規模企業向けPLMソリューション発表
簡易版PDMツールに詳細なワークフローを組み込む
米UGS社は,中規模企業をターゲットとするPLMソリューション「UGS Velocity Series」を発表した。同ソリューションは,新たに開発したPDMツール「Teamcenter Express」を中核に,ミッドレンジCAD「Solid Edge」,プリ/ポスト・プロセッサ「Femap」が連携…
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約9割の部品再利用率を達成、キヤノンが“再製造”複合機を製品化
外装カバーを粉砕した粒子で外装カバーをブラスト洗浄
キヤノンは,部品の再利用率が約9割にもなる複合機を「Refreshed」シリーズとして製品化。その第1弾として「キヤノンiR3310F-R」など3モデルを,2005年8月23日から順次発売した(図)。 顧客から使用済みの製品を回収・分解し,洗浄などの再生処理を施した部品を利用する。特に,外装カバーの…
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機器の小型化・多機能化に伴い存在感を増す「世界最小」部品
「CEATEC」に見る電子部品・モジュールの進化
映像・情報・通信の総合展示会「CEATEC JAPAN 2005」の主役は,2004年に引き続き,薄型テレビだった。一方で,技術者の熱い視線を集めていた“陰の主役”ともいうべきが,電子部品やモジュールである。
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良いデザインはものづくりの総合力と独創性から
優れたデザインを評価する「グッドデザイン賞」。選定基準は,独創性や技術力,環境への配慮,安全性,価格,と広い範囲に及び,こうした要素をバランスよく備えているものが「Gマーク」を得る。2005年度は,3010件の応募のうち1158件が受賞した。その中で「トップ15」に入った「ナノパス33」(写真下)は…
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機動的な生産拠点は「大より小」を尊ぶ
「選択と集中」という言葉をよく耳にする。これが生産工場に適用されると,すなわち工場の統合を意味するようになる。
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