日経Automotive Technology 2007年冬号
目次
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事例に見るPLM活用・第5回
開発期間短縮を支えるバーチャル開発
日産自動車は、パワートレーンの台上評価や実車評価を置き換えるバーチャルテスティングや、リバースエンジニアリングを用いたデジタルベンチマーキングを活用することで、製品の競争力や開発効率を高めている。これらバーチャル開発を活用した開発期間短縮の考え方を紹介する。
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最新センサ詳解 第1回
タイヤ空気圧監視で安全性を向上
タイヤ空気圧監視システム(TPMS)は、タイヤの空気圧を監視することで必要に応じてドライバーに警告する装置だ。2000年頃に実用化されて以来、米国を中心に普及しており、2008年には米国だけで1600万台の車両に装着される見込みだ。今回の講座では、業界でのTPMSの取り組みと仕組みについて説明する。
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軽く安くする材料・加工技術・第3回
高張力鋼板の成形性を向上させるプレス技術
自動車の軽量化のため、高張力鋼板の採用が増えている。しかし高張力鋼板は軟鋼板に比べて加工性が低下するという難点がある。JFEスチールは、高張力鋼板の加工性を向上させるプレス成形技術を開発した。新成形法の加工性向上メカニズムと加工装置について解説する。
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Automotive SPICE
車載ソフト開発の新プロセス標準
欧州の主要完成車メーカーが、車載ECU部品を開発するサプライヤーに対して開発プロセス標準「Automotive SPICE」に基づいたアセスメントを実施し始めた。2007年以降、欧州の主要完成車メーカーと取引しようとするサプライヤーは、自社の開発プロセスをAutomotive SPICEの要求に対応…
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低コスト化するレーダ
ミリ波がレーダに追いつく
車載レーダの低コスト化が急速に進んでいる。これまで高価格だったミリ波レーダが、2008年にはレーザレーダ並みにコストが下がるとの見方も出てきた。自動車メーカーは、レーダの低価格化を受けてコンパクトカーや軽自動車にまでレーダの搭載を広げる。レーダの普及に向けて、低コスト化競争が本格化してきた。
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多摩川精機
ハイブリッド車、電動パワステを支える角度検出用レゾルバ
航空・宇宙、軍事用といった高精度センサを数多く手掛けた経験を生かし、トヨタ自動車の「プリウス」に代表されるハイブリッド車向けに回転角センサ「レゾルバ」を供給する多摩川精機。少量生産しか経験がなかったため、大量生産のノウハウ蓄積には苦労した。
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ダイハツ工業「ムーヴ」スズキ「セルボ」
極限の室内スペースか、上級志向のデザインか
ダイハツ工業が「屋台骨を支えるクルマ」と位置づける軽乗用車「ムーヴ」(図1)が全面改良した。「軽自動車1位」をうかがう同社の原動力となるクルマだ。対する軽自動車1位のスズキは、8年ぶりに「セルボ」の名前を復活させ、上級志向のユーザー取り込みを狙う(図2)。国内自動車市場で唯一活気がある軽乗用車市場で…
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ホンダ「CR-V」
デザインの存在感を高め、セダン並みの乗り心地目指す
ホンダ3代目「CR-V」は、デザインの存在感と走行性能を向上させたのが売りもの(図)。後部ドアのスペアタイヤを荷室下に移し、リアビューで先進性を表現する。プラットフォームを新開発して、セダン並みの乗り心地を目指した。発売1カ月で目標の2倍の6000台を受注し、滑り出しは好調だ。
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トヨタ自動車「オーリス」
3ナンバーサイズ採用で欧州車としての存在感を出す
「オーリス」は欧州市場を意識して設計した新型ハッチバック車(図)。個性的なデザインと走行性能の向上で、こだわりのあるユーザー層を狙う。カローラブランドとは異なるプラットフォームを採用し、独自性を強く打ち出す。発売1カ月で目標の3倍の9000台を受注。2007年春には主戦場の欧州でも販売する。
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トヨタ自動車「カローラアクシオ」「カローラフィールダー」
新開発のエンジンとCVT、バックモニタを標準装備
セダンは、バックガイドモニタなど先進装備を充実させてユーザーの使い勝手を向上した。ワゴンは実用性を重視して、1回のレバー操作で後部座席を畳み込める機構を採用。プラットフォームは流用だが、新開発のエンジンとCVTを用意したほか、いち早く歩行者脚部保護にも対応。発売1カ月で目標の2.5倍の約3万台を受注…
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日産自動車「スカイライン」
ナンバー1評価維持狙い、新プラットフォームを採用
2006年の上半期に軽自動車以外に新車投入がなく国内販売も苦戦中の日産自動車。その日産が久々に2006年11月に発売したのが新型「スカイライン」だ。米国では「Infiniti G35 Sedan」としてドイツBMW社の「3シリーズ」などと競合する。これらに打ち勝つために、プラットフォーム、エンジンの…
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ホンダ、「CR-V」に車体側面を確認するプリズム式ミラー採用
ホンダは、新型「CR-V」の左側ドアミラーに車体側面を確認するプリズム式ミラーを内蔵した。道路運送車両法の直前側方視界基準に対応するもので、これまではフェンダーに専用のミラーを取り付けていた。CR-Vで狙ったのはこのミラーをなくしてデザインをすっきりさせることと、従来のミラーよりも確認できる範囲を広…
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米国で上級中型セダンの販売が矢速
小型と大型に挟まれて存在感薄まる
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日本精工の新構造ステアリングコラム
衝撃吸収能力を向上、安全性と使いやすさを両立
日本精工は使いやすさと安全性を両立した新型ステアリングコラムを開発した(図)。衝突時のエネルギ吸収能力を高めながら、チルト・テレスコピック機構の操作感も向上させたのが特徴だ。Mg(マグネシウム)合金を多用して軽量化も達成した。
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Volkswagen社の高温燃料電池
2020年の実用化目指す、加湿不要で冷却装置も小型化可能
ドイツのVolkswagen(VW)社は2006年10月、ウォルフスブルク郊外にある次世代技術研究所を公開し、120℃で作動するリン酸型燃料電池を開発したと発表した(図)。同社はこの技術により、早ければ2020年に日常使用が可能な燃料電池車を市場に投入できるとの予測を示した。
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中国・インドのパワートレーン予測
小型エンジンと6AT伸びる中国、インドは1.5L以下が8割
世界の自動車生産台数は、2012年に日本が2位、中国が3位、インドが5位となり、アジア地域が上位を占める。特に中国は994万台と日本にも迫る勢いだ。インドもブラジルを抜いて、ドイツに次ぐ360万台の自動車生産大国になる。
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ディーゼル後処理装置の手はそろってきました
NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の「革新的次世代低公害車総合技術開発」(2004~2008年度)の技術委員会委員長を務めるなど、次世代のクリーンディーゼル開発を推進する同氏に、ディーゼル乗用車普及の可能性を聞いた。
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「スマートパーキングアシスト」の開発
開発者はペーパードライバー
ホンダが2006年10月に部分改良した「ライフ」にオプション設定した「スマートパーキングアシスト」は、駐車開始位置やハンドルの切れ角をクルマが決めてくれ、縦列駐車や車庫入れがラクにできるというユニークな装備。その開発の裏にはペーパードライバーだった開発者ならではの発想があった。
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新世代ディーゼルの実力
新車の半数をディーゼル車が占める欧州に次いで、米国が有望市場として急浮上してきた。ガソリン車と同じ厳しい排ガス規制にもかかわらず、日欧自動車メーカーはディーゼル車の導入攻勢を強める。欧州のEuro4排ガス規制に比べてNOx(窒素酸化物)を84%削減しなければならない米国の規制をクリアすれば、日本市場…
日経クロステック Special
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