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「スマートパーキングアシスト」
の開発

開発者はペーパードライバー
ホンダが2006年10月に部分改良した「ライフ」にオプション設定した「スマートパーキングアシスト」は、駐車開始位置やハンドルの切れ角をクルマが決めてくれ、縦列駐車や車庫入れがラクにできるというユニークな装備。その開発の裏にはペーパードライバーだった開発者ならではの発想があった。



 NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の「革新的次世代低公害車総合技術開発」(2004~2008年度)の技術委員会委員長を務めるなど、次世代のクリーンディーゼル開発を推進する同氏に、ディーゼル乗用車普及の可能性を聞いた。



中国・インドのパワートレーン予測

小型エンジンと6AT伸びる中国、 インドは1.5L以下が8割

Volkswagen社の高温燃料電池

2020年の実用化目指す、 加湿不要で冷却装置も小型化可能

日本精工の新構造ステアリングコラム

衝撃吸収能力を向上、 安全性と使いやすさを両立

アドヴィックスの電動パーキングブレーキ

変速機と連携してブレーキ作動、 坂道でも適切な力で車輪を固定

三菱自動車の「i MiEV」

インホイール方式は採用せず、 電力会社と実用化研究

エンシュウの接合技術

半導体レーザで金属と樹脂を接合、 ルーフやドアの内装材に応用

BMW社のバッテリ充放電システム

2007年から全車に適用、 約4%の燃費改善を目指す

MTSの電子制御システム評価装置

バーチャル車両で部品を試験、 シャシーシステムの開発期間短縮


「CO2削減に誠実に取り組む」

日産自動車COOの志賀俊之氏は2006年12月にCO2排出への取り組みを中心とした「ニッサン・グリーンプログラム 2010」を発表した。

「世界最高のディーゼルエンジンを作りたい」

トヨタ自動車といすゞ自動車は2006年11月、ディーゼルエンジンの共同開発や相互利用などで業務提携すると発表した。トヨタが2006年7月にいすゞ自動車に話を持ちかけてスタートしたもの。

「インドにもNCAPを導入する」

インド国立自動車試験・研究開発基盤プロジェクトのPamela Tikku氏は2006年11月に開催された世界NCAP会議で、「インドもNCAPの導入に向けて準備を進めている」

米国で上級中型セダンの販売が矢速
小型と大型に挟まれて存在感薄まる

米国で上級中型セダン市場が伸び悩んでいる。2006年10月の販売実績を見ると、ドイツDaimlerChrysler社のMercedes-Benz「Eクラス」がわずかに増えたのみ。そのほかは、トヨタ自動車のレクサス「GS430/450h」の-44.3%を筆頭にどのモデルも元気がない。

車載ネットワークでは今後もCANが主流
金額ベースではFlexRayの存在感が増す

接続される機器の数という点では、車載ネットワークの主流は今後もCAN(Controller Area Network)であり続けるが、金額という点ではFlex Rayの比率が最大に―。

全面改良したトヨタ「カローラ」が大幅増
ホンダ「ストリーム」が5位にランクイン

日本自動車販売協会連合会が発表する「乗用車系車名別ランキング」。2006年9~11月のランキングでは、同年10月10日に全面改良して発売したトヨタ自動車の新型「カローラ」がトップ。

「Punto」や「Clio」など小型モデルの販売が好調
「Astra」は9月に英国での販売台数増加で2位にランクイン

英JATO Dynamics社の調査による2006年7~9月の欧州27カ国新車ランキングは、トップは4~6月期と同じイタリアFiat社「Punto」(Grande Puntoを含む)。9月に英国での販売が急伸したドイツOpel社「Astra」(英Vauxhallブランドを含む)が2位にランクイン。

Ford社が11月不振で、9~11月はトヨタが2位
年間ではFord社が2位確保へ

2006年9~11月のメーカー別米国販売ランキングでは、トヨタ自動車が3カ月合計で米Ford Motor社を抜き、シェア2位を獲得した。

リアビューカメラ付きのDVDナビが根強い人気
地デジチューナー付きモデルも5位に食い込む

オートバックスの2006年10月の売れ筋ランキング。ナビゲーションの売れ筋は、パナソニックのHDDナビ「AVIC-HRZ08」がトップ







ホンダ、「CR-V」に車体側面を
確認するプリズム式ミラー採用

ホンダは、新型「CR-V」の左側ドアミラーに車体側面を確認するプリズム式ミラーを内蔵した。道路運送車両法の直前側方視界基準に対応するもので、これまではフェンダーに専用のミラーを取り付けていた。

【パリショー】ホンダ、
新型「CR-V」の概要を発表

ホンダ、燃料電池車
「FCX コンセプト」を披露

日産、12代目となる
新型「スカイライン」を発売

ホンダ、米国で
新型Acura「MDX」を発表

――ほか



日産自動車「スカイライン」

ナンバー1評価維持狙い、新プラットフォームを採用

2006年の上半期に軽自動車以外に新車投入がなく国内販売も苦戦中の日産自動車。 その日産が久々に2006年11月に発売したのが新型「スカイライン」だ。 米国では「Infiniti G35 Sedan」としてドイツBMW社の「3シリーズ」などと競合する。 これらに打ち勝つために、プラットフォーム、エンジンの両方を刷新した。

トヨタ自動車「カローラアクシオ」「カローラフィールダー」

新開発のエンジンとCVT、バックモニタを標準装備

セダンは、バックガイドモニタなど先進装備を充実させてユーザーの使い勝手を向上した。 ワゴンは実用性を重視して、1回のレバー操作で後部座席を畳み込める機構を採用。 プラットフォームは流用だが、新開発のエンジンとCVTを用意したほか、いち早く歩行者脚部保護にも対応。 発売1カ月で目標の2.5倍の約3万台を受注して好調なスタートを切った。

トヨタ自動車「オーリス」

3ナンバーサイズ採用で、 欧州車としての存在感を出す

「オーリス」は欧州市場を意識して設計した新型ハッチバック車。 個性的なデザインと走行性能の向上で、こだわりのあるユーザー層を狙う。 カローラブランドとは異なるプラットフォームを採用し、独自性を強く打ち出す。 発売1カ月で目標の3倍の9000台を受注。2007年春には主戦場の欧州でも販売する。

ホンダ「CR-V」

デザインの存在感を高め、 セダン並みの乗り心地目指す

ホンダ3代目「CR-V」は、デザインの存在感と走行性能を向上させたのが売りもの。 後部ドアのスペアタイヤを荷室下に移し、リアビューで先進性を表現する。 プラットフォームを新開発して、セダン並みの乗り心地を目指した。 発売1カ月で目標の2倍の6000台を受注し、滑り出しは好調だ。

ダイハツ工業「ムーヴ」スズキ「セルボ」

極限の室内スペースか、 上級志向のデザインか

ダイハツ工業が「屋台骨を支えるクルマ」と位置づける軽乗用車「ムーヴ」が全面改良した。 「軽自動車1位」をうかがう同社の原動力となるクルマだ。 対する軽自動車1位のスズキは、8年ぶりに「セルボ」の名前を復活させ、上級志向のユーザー取り込みを狙う。 国内自動車市場で唯一活気がある軽乗用車市場で、競争が厳しさを増している。



多摩川精機

ハイブリッド車、電動パワステを支える角度検出用レゾルバ

航空・宇宙、軍事用といった高精度センサを数多く手掛けた経験を生かし、トヨタ自動車の「プリウス」に代表されるハイブリッド車向けに回転角センサ「レゾルバ」を供給する多摩川精機。少量生産しか経験がなかったため、大量生産のノウハウ蓄積には苦労した。




車載レーダの低コスト化が急速に進んでいる。これまで高価格だったミリ波レーダが、2008年にはレーザレーダ並みにコストが下がるとの見方も出てきた。自動車メーカーは、レーダの低価格化を受けてコンパクトカーや軽自動車にまでレーダの搭載を広げる。レーダの普及に向けて、低コスト化競争が本格化してきた。



欧州の主要完成車メーカーが、車載ECU部品を開発するサプライヤーに対して開発プロセス標準「Automotive SPICE」に基づいたアセスメントを実施し始めた。2007年以降、欧州の主要完成車メーカーと取引しようとするサプライヤーは、自社の開発プロセスをAutomotive SPICEの要求に対応させる必要がある。それでは、Automotive SPICEとはどのようなものなのか。Automotive SPICEに詳しく、日本語版の翻訳などを手掛けたコンサルタントに解説してもらう。




第3回

高張力鋼板の成形性を 向上させるプレス技術
自動車の軽量化のため、高張力鋼板の採用が増えている。しかし高張力鋼板は軟鋼板に比べて加工性が低下するという難点がある。JFEスチールは、高張力鋼板の加工性を向上させるプレス成形技術を開発した。新成形法の加工性向上メカニズムと加工装置について解説する。



第1回

タイヤ空気圧監視で安全性を向上
タイヤ空気圧監視システム(TPMS)は、タイヤの空気圧を監視することで必要に応じてドライバーに警告する装置だ。2000年頃に実用化されて以来、米国を中心に普及しており、2008年には米国だけで1600万台の車両に装着される見込みだ。今回の講座では、業界でのTPMSの取り組みと仕組みについて説明する。



第5回

開発期間短縮を支える
バーチャル開発

日産自動車は、パワートレーンの台上評価や実車評価を置き換えるバーチャルテスティングや、リバースエンジニアリングを用いたデジタルベンチマーキングを活用することで、製品の競争力や開発効率を高めている。これらバーチャル開発を活用した開発期間短縮の考え方を紹介する。