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日経ものづくり2007年2月号
目次
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外径1.5mmの超小型遊星歯車減速機
テクファ・ジャパンなどが開発
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松下電池工業,異常発熱しない2次電池
セラミックス製セパレータで電極を絶縁
松下電池工業は,リチウムイオン2次電池向けの発火しないセパレータ(絶縁層)技術を開発した(図)。正極と負極の短絡(内部短絡)を引き起こす金属微粒子など導電性の異物が混入しても,異常発熱や発火を抑える。既に松下電器産業がノートパソコン(PC)「Let'snote」シリーズの一部に2006年4月から採用…
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クルマの燃費を現行規制比3割向上
2015年度目標に新規制が固まる
2006年12月,乗用車の新しい燃費規制を巡って,「23.5%の改善を義務付け」「3割改善義務付け」など燃費改善率が異なる報道があった。どちらが正しいのだろうか。
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協成
フォトエッチング加工の協成、薄板難加工で差異化
協成は,金属フォトエッチング加工を専業とする。現社長の白金満明氏の祖父に当たる創業者が,米国で学んだ加工技術を基に1963年に設立した。ICのリードフレームやブラウン管テレビのシャドーマスクの製造からスタートした。
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設計者のための解析入門 第13回
熱流体解析編(3)
熱流体解析には時間がかかる。しかし,少し工夫することで計算時間の短縮が可能となる。通常は同時に解く熱と流れを個別に計算するのだ。今回はその考え方と,計算手順の使い分け方について解説してもらう。(本誌)
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第26巻 管フランジ締結体の漏洩を防ぐ
接触問題の例題として,前回はボルト締結体,とりわけ座金にフォーカスし,その縦弾性係数と厚さの重要性について説きました。座金の効果を期待するのなら,その点を踏まえてきちんと選択してください。実は,同じような例がまだ身近にあります。それが,いわゆる管フランジ締結体(図)。主にプラントでパイプを接続する部…
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工場の安全の死角
お粗末な「簡易リフト」
工場内で荷を上に下に運ぶ「簡易リフト」。工場には大抵あるこの設備で,毎年何人もの死者が出ている。これほどリスクが高いのに,チェックは甘い。法律に違反する構造はざら。法律で決められた点検も守られていない様子だ。このまま放っておけば,悲惨な事故は繰り返されるばかり。直ちに,簡易リフトの安全性を高める必要…
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レクサスLSの開発 第4回
1/100に懸けろ
レクサスLSにふさわしいエンジンに求められる高い静粛性。電気モータで駆動する可変バルブタイミング機構「VVT-iE」の実用化では,この音の問題が最も大きな障壁となって立ちふさがった。従来の油圧駆動へ戻すという最悪の事態も覚悟した中,試行錯誤の末にたどり着いたのが,音が目立ちやすいアイドリング時におい…
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第32回 隠し球か見せ球か,いや魅せ球か
サッカーのワールドカップで試合球になった「+チームガイスト」(図)。会期中の段階で1500万個を販売し,独アディダス社はホクホクだ。このボール,契約の関係などもあり「アディダス社製」と呼んで全く問題はないのだが,「ものづくり」として細かい事実を言うと微妙に違う。 実はこの試合球,広島にあるモルテンと…
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トヨタ生産方式の真髄と新展開 第14回
見える化による品質改善活動
品質改善活動を展開しても,品質異常の発生状況,対策の内容と実施状況,およびその効果などが見えるようになっていない企業もある。そうした場合,不良の対策が確実に実施されずに,狙った成果を上げられない事態も発生する。今回は「見える化」という視点から品質改善活動の展開について解説してもらう。(本誌)
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業務改革/改善のためのABC 第3回
実調査で役立つ五つの視点、結果の妥当性検証で信頼度向上
どのような活動にどの程度のコストが掛かっているのかを調査し,それらが適正なものかどうかを分析することで,業務改革/改善の対象を絞り込めるようにするABC(Activity Based Costing)。前回は,そうした調査や分析のための方法を解説してもらった。今回は,実際にそうした調査を進める段階で…
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欧州のコア,ベルギーで“反成果主義”工場
カネではなく敬意で応える
欧州有数の工業国であるベルギー。この国に工場を構えるメーカーが,競争力の飛躍に向けて走り始めた。原動力は,従業員が仕事に前向きに取り組むモチベーション(意欲)。だが,このモチベーションは給料の多寡では決して高まらないとベルギーメーカーは考える。では,何が必要か。Volvo Europa Truck社…
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設計者が使うCAE
オーダーメードで専用化
依然として設計者のCAE活用に四苦八苦している企業は多い。そんな中,特定の設計用途に特化した分かりやすい解析システムを構築して現場での利用を促す企業が増えてきた。近年では,特化型の専用システムを構築するためのパッケージが増え,導入気運も高まっている。最新のシステム構築用ツールとともに,ユーザーの活用…
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引き戸の開閉アシスト装置 【アイスリー】
回転方向によって歯車の連結状態を切り替え
引き戸を開けて通過し,通過し終わった後に閉める―という何気ない動作も,荷物を持っていたり車イスで通過したりする場合は簡単ではない。トビラを大きく開ける必要がある上に,振り向かなければ完全には閉められない可能性があるためだ。
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シリコーン部品でモータが停止
材料は利用ノウハウが不可欠
多機能で使いやすさが魅力のシリコーン製品。これを中国メーカーからの調達に切り替えることで,コストが半減する可能性がある。だが,使いこなすためには相当なノウハウを要する。特に,材料に起因する問題には要注意だ。(本誌)
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成型・加工技術の奥深さ
日本の底力が集結
プルタブを引き起こした瞬間,円筒の側面に浮かび上がる切子細工のように立体的な文様―。炭酸飲料などに適用される「ダイヤカット缶」は,内圧の開放を引き金に側面の形状を変化させることで強度の確保と軽量化を両立した。折り紙のように平面から立体,立体から平面へと姿を変える「等長変換」が適用されているが,折り紙…
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高級ブランドで攻めつつも、中価格品を放棄するな
前回は,製品の品質の高さを価値として訴えて,それに見合う高い価格を顧客に受容してもらうブランド戦略の重要性を指摘した。では,ものづくり企業のお手本としてよく取り上げられるトヨタ自動車はどうだろうか。トヨタは国内でも「レクサス」ブランドを立ち上げ,高価格品に注力していることは周知の通りである。粗い計算…
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私が考えるものづくり
研究所のモチベーションは第一線との交流で向上する
研究所から小部屋をなくし,目の高さ以上のものを取り払った。また,現場の応援に積極的に研究員を送り込んでいる。目先の問題解決は,将来のことを考えるべき研究員の本務ではないはず。しかし,現場にはものづくりの原点があり,原点に立ち返ることが視野を広げる,と考えている。
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日中双頭 製品開発
巨大市場はすぐそこに 開発拠点進出は必然の道
日経クロステック Special
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