日経テクノロジーオンライン

日経Automotive Technology 2007年9月号

田野倉 力
2007/07/26 10:10
 

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「レクサスLS600h」の
4輪駆動機構の開発

LSDの小型化を極める

レクサスのフラッグシップとして登場したLS600h。 最新の電子制御を満載したこのクルマの4輪駆動機構は 意外にも、純粋なメカだけで構成されている。 大容量化しながら、しかも小型化が要求されたこの機構に、 エンジニアたちは大胆なアイデアを盛り込んだ。



 社是に「よい品、より安く」を掲げ、「世界ナンバー1の工場づくり」にまい進する同社。グローバルな競争力を高めるために、設計から製造まで抜本的に見直す活動を続けている。改革を指揮する小塚社長に、狙いを聞いた。



ドイツBosch社の次世代技術

直噴、アイドリンストップで燃費改善 アクティブセーフティをパッシブと連携

ジェイテクトのCVT用チェーン

巻きつく前に曲がり始める 軟着陸で衝撃音を低減

住友ゴム工業の新工法「太陽」

帯状のゴム巻き付けタイヤを製造 設備を大幅コンパクト化

Automotive Technology Day 2007 summer

従来の常識を超える 金属・樹脂技術に注目集まる

BMW社の極低温圧縮水素貯蔵技術

液相、しかも加圧で 水素の損失を減らす

Torotrak社のCVT

まず乗用芝刈り機で実用化 駆動だけでなく操舵にも使う

NTNの油圧を使わないラッシュアジャスタ

のこ歯ねじが圧縮方向の動きを固定 全高は油圧タイプより40%低い

ドイツSchaefflerグループの中国戦略

上海郊外に設立した 研究開発拠点と新工場を公開

ASEANの自動車販売・生産分析

基幹部品を域内で相互供給 市場はそれぞれに性格が違う

矢崎総業の運転支援システム

カメラで衝突可能性を判定 機能を限定し低価格化

市光工業の電動格納ミラー

減速機構の支持剛性高め 騒音エネルギを90%以上低減

スズキの新型1.2Lエンジン

部分改良した「スイフト」に搭載 排気マニホールドの構造に工夫

アウディ「TTロードスター」

アルミと鋼を使い分けた車体 ソフトトップの採用で低い重心

ドイツVolkswagen社が部分改良したSUV「トゥアレグ」

砂利道での制動距離を最大で20%短縮 エンジンは直噴化して出力向上


「自然災害時の寸断道路検出にインターナビを使う」

ホンダは2007年7月、車載情報サー ビス「インターナビ・プレミアムクラ ブ」の将来展開について明らかにした。

「バイオエタノールが食料の価格に影響を与えるのは良くない」

日本自動車工業会の張富士夫会長は 2007年6月の定例会見で、環境対策と して注目されているバイオエタノール についてコメントした。

「環境対応の面では商用車が率先して低燃費運転に取り組むべき」

いすゞ自動車は2007年5月末、低燃 費運転や安全走行を支援する車載情報 サービス「みまもりくんオンラインサ ービス」を一新した。トラックやバス に車載器を搭載して利用する。

アクティブセーフティで勝負する日本車
2012年までの年平均成長率は62.9%の見込み

「アクティブセーフティ(予防安全) システムは、海外の自動車メーカーに 対する日本車メーカーの勝負球にな る」─。矢野経済研究所は、国内の カーエレクトロニクス装置についてま とめた調査レポート「2007 ~08年版 カーエレクトロニクス装置の市場実態 と中期展望」の中で、このような予測 を明らかにした。

全面改良前の「ヴォクシー」がランクダウン
一部改良した「マーチ」が10位に

日本自動車販売協会連合会が発表し た2007年5月と6月の「乗用車系車名別 ランキング」。1 ~3位のトヨタ「カロ ーラ」、トヨタ「ヴィッツ」、ホンダ「フ ィット」は3月から4カ月間順位が変わ らず、上半期(1 ~6月)ランキングで もトップ3を占めた。

Peugeot「207」が好調で2カ月連続1位
Renault「Clio」は2位から9位にダウン

英JATO Dynamics社の調査による 2007年4月と5月の欧州27カ国新車販 売ランキング。両月とも1位になった のはフランスPeugeot社の「207」。3ド アと5ドアのハッチバックモデルに、 オープンカーの「207CC」とスポーティ ーモデルの「207RC」が加わり、欧州市 場が減速する中で販売台数を伸ばして いる。さらに2007年7月にはワゴンモ デルの「207SW」を追加する。

日産は乗用車の販売が好調で二桁プラス
2007年上半期はトヨタがシェア2位に

米国市場における2007年5月と6月 のメーカー(一部ブランド)別の新車販 売台数。DSR(1日当たりの販売台数) の前年同月比が2カ月連続でプラスと なったのはトヨタ自動車、日産自動 車、三菱自動車、ドイツBMW社、英 Land Rover社の5社。日産は「Altima Coupe」の追加や「Versa(日本名:ティ ーダ)」「Sentra」などの乗用車が好調 なため、6月に前年同月比18.2 %と大 幅なプラスとなった。

2カ月連続で上汽通用五菱のミニバンがトップ
日産「ティーダ」が奇瑞「QQ」を抜く

米R. L. Polk社の調査による2007年4 月と5月の中国新車販売ランキング。3 月に引き続き4月、5月とも上汽通用五 菱のミニバン「之光(Sunshine)」がト ップとなった。







富士重工業、新型「スバル インプレッサ」を発売

 富士重工業は「スバル インプレッ サ」シリーズを全面改良し、2007年6 月5日に発売した。米国向けのモデル には4ドアセダンも存在するが、日本 向けモデルは5ドアハッチバックに絞 った。

トヨタ、連続可変バルブリフト
「バルブマチック」を開発

Volkswagen社、「Tiguan」
をナミビアでテスト

トヨタ、ミニバン「ヴォクシー」
「ノア」を全面改良

【人とくるま】富士重工業、
3.0Lより軽い3.6Lエンジン

――ほか



トヨタ自動車「レクサスLS600h/600hL」

出力高めながら静かに、 後席の快適性に注力

「レクサス」ブランドのフラッグシップを目指した「LS600h/600hL」。 これまでのハイブリッド車特有の走行感覚を払拭し、 モータ音を感じさせない静けさを実現した。 このため、当初「GS450h」と共用するはずだったハイブリッド用部品も新設計となった。

マツダ「デミオ」

ダウンサイジングと軽量化で、 クラス最高水準の燃費

マツダが2007年7月に発売した新型デミオは3代目でコンセプトをガラリと変えた。 室内や荷室の容量を重視したファミリー向けの「スペースワゴン」タイプから、 独身女性をメインターゲットにした「パーソナル・コミューター」に変貌したのである。 大胆な変身の陰には、日欧で大きく変化する市場への対応があった。

トヨタ自動車「ヴォクシー/ノア」

国内初の可変バルブリフト、 女性に配慮し使い勝手を向上

国内で最も売れているミニバンが全面改良を受けた。 ユーザーからの評価が高かっただけに、全体としてはキープコンセプトの全面改良だ。 技術的な最大の特徴は、国産車としては初めて可変バルブリフト機構を採用したこと。 また、普段は女性が使うことが多いのに配慮して、使い勝手の向上に気を配った。

トヨタ自動車「プレミオ/アリオン」

フロントピラーを前に出して、 室内空間を広げる

トヨタ自動車は2007年6月に新型 「プレミオ/アリオン」を発売した。 2001年12月に発売した先代と比 べ、室内空間を広げたほか、カローラ から搭載を始めた新エンジンの採用や 歩行者頭部保護性能に対応したこと で、環境性能や安全性能を高めた。

日産自動車「デュアリス」

欧州市場向けに開発したSUV、 ダンパの張り出し抑えて荷室確保

日産自動車が2007年5月に国内で 発売したSUV「デュアリス」は、欧州 を中心とした世界戦略車だ。 2007年2月にまず欧州で発売、時期 は未定ながら今後、南アフリカやオー ストラリア、中国にも販売地域を広げ る。ハッチバック車とSUVのデザイ ンを融合したクロスオーバー車として 投入する。

富士重工業の「インプレッサ」

後部サスを新設計して快適に、 「レガシィ」譲りの技術も投入

富士重工業は「スバル インプレッ サ」シリーズを全面改良し、2007年6 月5日に発売した。米国向けに は4ドアセダンもあるが、日本向けは 5ドアハッチバックに絞った。

メルセデス・ベンツ「Cクラス」

ホワイトボディを8kg軽く、 ランプ横からの気流で揚力低減

ダイムラー・クライスラー日本は、 7年ぶりに全面改良したメルセデス・ ベンツ「Cクラス」を2007年6月22 日に発売した。先代に比べて全 長を50mm、全幅を40mm、ホイー ルベースを45mmそれぞれ拡大した。



人とくるまのテクノロジー展2007

車両の死角検知システムや レクサスの先進装備を公開

2007年5月に開催された「人とくるま のテクノロジー展2007」(主催:自動車 技術会)で注目を集めたのは、カメラや レーダを活用した安全システムや、トヨ タ自動車の最上級車「レクサスLS」が採 用した先進装備だった。ドライ バーの死角をなくして安全性を向上する システムや、発売直後のレクサスLSハ イブリッド関連部品の公開が目立った。

Automotive Technology Day 2007 spring

燃費を向上するパワートレーンや 安全・快適デバイスの進化に関心

2007年5月、日経Automotive Technology は日経エレクトロニクスと共同で技術 セミナー「Automotive Technology Day 2007 spring」を開催した。次世代の パワートレーンや安全性・快適性を向上させ るデバイスの開発最前線を、五つの専門トラ ックで浮き彫りにした。



車載ECU(電子制御ユニット)を評価するシステム「HILS (Hardware in the Loop Simulation)」の多様化が進んでいる。 従来はパワートレーン制御用ECUへの適用が主だったが、最 近では車両全体をシミュレーションする大規模システムから、 ドア1枚だけを評価する小規模システムまで、さまざまな用途 向けのHILSが実用化されている。



未来のクルマは草や海藻で走る?
 スイッチグラス。学名Panicum virgatum。 「ありふれた草木を愛でる」ことが得意な日本人でなければ、 魅力を感じることのなさそうなタダの雑草である。  これが、自動車産業のこれからを支える可能性があるというから、評価に困る。 原油がなくなる、あるいは高騰する将来に、このスイッチグラスを 栽培、加工することによって自動車を走らせ続けることができるかも知れない。 人だけでなく、草も見かけによらない。



新連載第2回


第2回 ブラジル編

販売の83%占めるE100対応車
トヨタも5月から販売開始

BRICsにおける自動車販売・生産の 実態を探る現地レポートの第2回は ブラジル編(上)。同国の2006年総販売 台数は182万台で、日系メーカーはトヨタ 自動車が5位、ホンダが6位のシェアを占 める。販売の8割はE100燃料に対応した FFV(Flex Fuel Vehicle)だ。


新連載第2回


K Y B
第2回 ダンパ

摩擦を制御して基本性能磨く
減衰力調整は無段階に

車両の操縦安定性と乗り心地に大きく影響するダンパ。 1980年代にはフルアクティブ式のサスペンションなど電子化へ向かった。 KYBに基本性能向上の取り組みと電子制御の動向を聞いた。


新連載第2回


米国のESC(横滑り防止装置)搭載義務化

2008年9月から段階的に導入
交通事故死者は1万人減と試算

米国で、ESC(横滑り防止装置)の搭載が義務化される。2008年9月から段階的 に始まり、2011年9月以降はすべての車両がESCを搭載することになる。NHTSH (米高速道路交通安全局)は年間約1万人の死者軽減につながると試算する。



第6回

本当はプレスでも造れる マグネシウム部品
Mg(マグネシウム)が軽量化に効くことは分かっている。問題は部品の 造り方。ダイカストにしてもチクソモールディングにしても、自動車部品 のような大型部品には向かない。これがプレスでも造れるということに なれば、用途は大きく広がる。



第4回

レーダで障害物検知、 小型・低コスト化が進む
自動車の快適性や衝突安全性を高める先進装備の一つが、ミリ波レーダ だ。先行車までの距離や相対速度、水平位置などを検出できる。先行車 追従機能やプリクラッシュ・セーフティ・システムの高機能化や搭載車種 の拡大に向けて、小型化・低コスト化・性能強化が進む。

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