日経オートモーティブ 新車レポート

トヨタ自動車「ヴォクシー/ノア」
国内初の可変バルブリフト
女性に配慮し使い勝手を向上

国内で最も売れているミニバンが全面改良を受けた。 ユーザーからの評価が高かっただけに、全体としてはキープコンセプトの全面改良だ。 技術的な最大の特徴は、国産車としては初めて可変バルブリフト機構を採用したこと。 また、普段は女性が使うことが多いのに配慮して、使い勝手の向上に気を配った。

 2007年6月27日に全面改良したトヨ タ自動車の「ヴォクシー/ノア」(図)。 2007 年1 ~6 月の累計販売台数は、両 車種の合計で5万3630台と、ホンダ「フ ィット」をしのぎ、「カローラ」「ヴィ ッツ」に次ぐ3 位。全面改良直前でも これだけ売れる「お化け」商品だ。ユー ザーからの評価が高かっただけに、基 本的にはキープコンセプトの全面改良 となった。
 技術的な注目点としてまず挙げられ るのが、国産車としては初めて搭載し た可変バルブリフト機構「バルブマチ ック」を搭載した排気量2.0L の新型エ ンジン「3ZR-FAE」だ。

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図●トヨタ自動車の 新型「ノア」
デザインは人気の高か った従来型から大きく 変更せず、キープコン セプトの全面改良だ。