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日経ものづくり2006年11月号
目次
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ケイ・ティー・エス
熱電対加工のケイ・ティー・エス 自社製の機械や治具で差異化
ケイ・ティー・エス(以下,KTS)は,中高温領域を中心に工業用温度計として最も多く使われる熱電対専門の加工会社。1983年に温度制御機器商社の協伸特殊金属が母体となって設立された。この際,鋼材メーカーの古河テクノマテリアルや,自動車部品メーカーのナイルスなどの強い後押しがあったという。
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第23巻 接触応力の計算に間違いはないか
機械の中では,部品同士が接触することが多々あります。歯車では歯がかみ合うときに歯と歯が接触しますし,玉軸受けでは球と内外輪が接触します。リベットならリベットと穴が,ボルトなら部品同士はもとより,ボルトの頭/ナットの座面と被締め付け物が確実に接触しています(図)。
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レクサスLSの開発 第2回
頂ははるか遠く
トヨタ自動車「レクサス」のフラッグシップである「LS」は,ブランド価値を高めるだけでなく収益も大きく伸ばさなくてはならない。チーフエンジニアの吉田守孝はホイールベースのロング化に加えて,高性能パワートレーンの導入を決意する。高性能化の手段は,エンジンとモータを組み合わせたハイブリッド・システム。その…
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トヨタ生産方式の真髄と新展開 第11回
開発・設計部門への展開
製造業の中核となる開発・設計部門においても,多くのムダが存在している。これらのムダは,平準化や段取り時間の短縮,流れ作業化など,トヨタ生産方式の考えを取り入れることで,多くは削減できる。これにより,全社的にQCDの改善に拍車が掛かることになる。
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PQEマトリックスを使ったD-QMS 最終回
まずは設計リーダー主導で導入
開発現場での設計品質マネジメントを強化する手法である「PQEマトリックスを使ったD-QMS」。これまでは,その全体像およびマネジメントを行うための製品開発計画の立て方や進捗管理の方法について解説してもらった。最終回となる今回は,同手法を実際に設計現場に導入し組織力として定着させていくための方法につい…
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紙用シュレッダで幼児が指を切断
利用状況への配慮不足が招く
2006年8月23日,経済産業省は紙用シュレッダによる幼児の指切断事故が相次いで発生していることを明らかにし,業界団体に対して再発防止策の検討を要請した。一方,国民生活センターは家庭で使われる可能性があるシュレッダ16機種を選んで安全性に関するテストを実施。うち7機種で,指の引き込みの可能性があると…
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設計と製造の連携構築
現実の手段となったPLM
日本の強みである,設計部門と製造部門の連携。これを下から支えるのが最近の日本企業のPLM(製品ライフサイクル管理)だ。設計開発と生産移管のためにいかなる枠組みを用意するか。PLMの取り組みは,実際に設計を始める前が勝負になってきている。「PLMコングレス2006」での講演に,最近の取り組みを見た。
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モータのコストは半減できる
怖いのは性能と寸法のバラつき
モータを中国で調達して得られるコストメリットは大きい。一時期よりも性能が向上し,ラインアップも申し分がない。ただ,品質の細かなバラつきがあることも事実。それに気付かずに大量生産し,損失が拡大するリスクもある。(本誌)
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ちりを99.999%シャットアウト
クリーンルーム向けの技術を家庭に
日立アプライアンスは,直径0.3μm以上のちりを捕捉する率(補じん率)を99.999%にまで高めた紙パック方式の掃除機「CV-PK500(きれい宣言)」を開発した。アレルギーの原因となるダニや細菌,カビなども捕らえる「世界で一番きれいな排気」(同社)を目指した掃除機だ(図)。
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高速で動く圧電素子型アクチュエータ
てこの原理でストロークを拡大
アクチュエータの専門メーカーであるメカノトランスフォーマ(本社神奈川県川崎市)は,ヘッドが高速で直線運動するアクチュエータ「メカトランス」を開発した(図)。駆動源に圧電素子を採用し,ms単位で高速に動作する。電気エネルギを機械エネルギに変換する効率も「約30%」(同社代表取締役の矢野健氏)と高い。既…
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三菱自動車,電気自動車「i MiEV」開発
電力会社との共同研究を実施へ
三菱自動車は,電気自動車(EV)「i MiEV」を開発した(図)。複数の電力会社と共同研究を行うためのもので,2006年度は電力3社と先行共同研究を,2007年度は電力5社とフリートモニター試験を実施する。
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グッドデザインは海を越えて
写真は,日本の家庭ではおなじみの大根おろし器だが,開発/製造したのは,米国の家庭用品メーカーOXO INTERNATIONAL社だ。この「Daikon Grater」は同社がアジア向けに展開する製品群の一つで,工業デザイナーの山中俊治氏がデザインを担当した。刃が並ぶ面には,剛性が高く軸受にも使う米D…
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技能・技術・マネジメント
「三つの匠」こそ生きる道
それまで欧米を中心に発達してきた世界の自動車産業で,1960年代に入ると日本が急速に台頭した。続く1970年代に日本は高品質,高性能,低価格の小型車を輸出して欧米の自動車産業を追撃し,1980年には一時ついに米国を抜いて世界最大の自動車生産国となった。そして,バブル経済崩壊後の1990年代,「失われ…
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私が考えるものづくり
設備が古いのに精神論だけが先行してませんか
世界最小の歯車の製作や,新入社員の先着順採用でユニークさが際立つ。ともすると「東の岡野工業,西の樹研工業」と称されることもある。話題の派手さの割には,経営は堅実そのもの。飲み会やゴルフはしないが,最新鋭の設備には思い切ってお金を使う。その最新設備を導入する上で日本には大きな問題がある,と訴える。
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技術戦略
30社が明かす近未来の技術
日経クロステック Special
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