先週に引き続き,今週のランキングでもトヨタ自動車のインテリジェントパーキングアシストの開発物語が人気です。土壇場で「商品性が全くない」と言われてしまった劣勢を何とかひっくり返し,製品化にこぎ着けたところで大団円を迎えました。

 もっとも,現実はそこで終わりではありません。最終回のタイトルにあるように,その後も製品の改良は着々と進んだようです。インターネットでユーザーの評判を調べてみると,当初の製品は使い勝手に少々難があったようですが,最近ではかなり操作が簡単になってきたとのこと。もはや,いまだに何度も切り返しが必要な私の車庫入れ能力を,クルマが超えてしまったことは明白です。かつて家人にさんざんバカにされた自分としては,近い将来,自家用車への導入を真剣に考えざるを得なくなりそうです。

 ただし,いつまでも機械に頼っているようでは男の沽券に関わります。女性は,一発でカッコよく車庫入れできる男性をセクシーと感じると聞いたこともありますし。イザというときのために,やっぱり車庫入れはうまくなりたい。だからメーカーさんに,是非とも検討をお願いしたい機能があるのです。自分の拙いハンドル捌きをやんわりと修正しながら正しい経路に導いてくれる練習の機能。誰かのように文句などいわず,うまくなるまであきらめずに付き合ってくれる「コソ練」モードを作って欲しいのです。

ニュース(6月22日~26日)