「目指してる、未来がちがう。」――。
シャープの掲げるスローガンのように再建をめぐって大きく揺れた。シャープは2016年2月25日の臨時取締役会で、産業革新機構の再建策ではなく、台湾Hon Hai Precision Industry Co., Ltd.(鴻海精密工業)の支援を受け入れることを決議した。鴻海精密工業とはどのような企業なのか。郭台銘会長はどのような人物なのか。日経テクノロジーオンラインをはじめ、日経エレクトロニクスに掲載された過去の記事から探る。
鴻海のゴールはどこに
  • 郭台銘インタビュー全記録、2014年

    日経エレクトロニクスは2014年3月27日に、台湾Hon Hai Precision Industry Co., Ltd.(鴻海精密工業、通称Foxconn社) 董事長のTerry Gou(郭台銘)氏に単独インタビューした。郭氏はシャープにはできなかった大型液晶パネル事業の課題をクリアしたことを強調。さらに設計能力を高めて有名顧客を獲得するなど、進化を続けているとした。ここでは、そのインタビューの全容を公開する。
郭氏の野望とは?
  • 「売上高を2倍以上に」、郭台銘氏が語った成長

    EMS/ODM業界でダントツの地位を得ながら、鴻海精密工業を取り巻く状況は厳しさを増している。それでも郭台銘氏の闘志は衰えない。今後、途方もない売上高を実現する可能性さえあると言う。何をどうしたいのか。株主総会での発言などを基に郭氏の考えを日経エレクトロニクスの解説記事から読み解く。
2012年の特設サイト
  • どこまで広がるのか鴻海の影響力

  • 【郭氏インタビュー】
  • 鴻海CEO郭氏が激白、「最強の液晶工場を堺に作る」
    台湾Hon Hai Precision Industry社(鴻海、通称Foxconn)CEOの郭台銘氏は、シャープおよび大阪府堺市にある液晶パネル工場の運営会社に出資した理由と展望を、日経エレクトロニクスに対し説明した。郭氏は、「日台協力の成功事例とすべく、全身全霊をささげる」と強調。主に2点述べた。・・・(2012/04/26)
  • 必ず勝てる、共にSamsungに挑もう
    5年前に日経エレクトロニクスは、弊社に関する大型特集を掲載しましたね。あれは、本当に良い記事でした。ただし、タイトルは良くなかった。「鴻海は敵か味方か」。記事が掲載された後の5年間、私は日本の民生機器メーカーや部材メーカーから「敵か」と、ずっと問われ続けてきたように感じる・・・(2012/03/29)
  • 世界を獲りたいなら台湾と手を組むべき
    テレビをはじめとする民生機器の中身は,パソコンなどコンピュータ機器のそれに急速に近づいている。このため,民生機器の事業構造や価格の変化が,コンピュータ機器と同じように早く,かつ鋭くなった。その結果,パソコン製造で培った我々の強みが民生機器にも生かせるようになった。(2012/03/29)