[画像のクリックで拡大表示]

 2013年8~9月は、自動車業界の転換点として記憶に残ることになるかもしれない。自動車メーカーが相次いで、自動運転技術の量産化に本腰を入れることを表明したからだ。
 日産自動車は、米国で開催したイベントで国内メーカーとして始めて2020年までに複数の量産車に同技術を載せると表明。ドイツDaimler社も自動運転技術を搭載した車両を公開し、日産と同じく2020年までに実用化する方針を示した。
 もちろん、自動運転の定義はまちまちで7年後に何が実用化されるのかは、まだ未知数だ。ただ、その要素技術の一つとなる衝突回避技術などは既に量産車に載り、人気を集めている。今、自動運転技術はどこまで来ているのか。東京五輪が開催される年、市販の自動運転車が街を走る風景が本当に見られるのか。
 日経テクノロジーオンラインがこの3年ほど追い掛けてきた関連業界の動向や、自動車業界をウオッチする専門記者の見方をまとめた。(日経テクノロジーオンライン)

■自動運転、専門記者はこう見る

■自動車メーカーの動き

■関連業界の動き

■衝突防止技術の今

■自動運転を実現する要素技術