「安全確認型」と「ハイボールの原理」，安全は，構造と原理でつくり込む

　危険を伴う行動や作業をするとき，危なさを感じたら逃げるのは，人間を含めた動物の本能である。危なさに気付かない場合には， “運悪く”ひどい目に遭うことになる。

米製ベビーカーで課題浮き彫り，宙に浮く並行輸入品の対応

スタコンもすごいぞ

　大学生や高等専門学校生が参加する「ロボコン」（ロボットコンテスト）は，最近では国際大会もできて世界中の工科系学生が夢中になっている。そもそも我が国発祥のコンテストなのだが，最近では新興国の大学に負けることもあり，どうも我が国の学生の分が悪い。

日本容器

POPの導入で改善活動を促進，作業効率高めるため生産設備も自社開発

　日本容器は，兵庫県丹波市に二つの工場を持つ樹脂成形加工会社。金型製作から成形，仕上げ加工，組み立てまでの一貫生産体制を取っている。中でも得意としているのが，中空部品の成形である。

【第11回】創る──Value Engineeringの世界

　前回まで，誌面の多くをマネジメントについて割いてきたが，今回から，設計者が本来行うべき創造性ある仕事や改善/改革の方法/コツについて解説していく。

【第23回】統合生産システム（IMS）の具体的な安全対策

工作機械/ハンドリング用ロボット/搬送用コンベヤを組み合わせて，部品の生産ラインを構築することになりました。統合生産システム（IMS）の場合は，最初に「（仮レイアウトを含む）仕様の決定」を行うのがポイントだと聞きましたが，どのように安全対策を進めればよいでしょうか？

【第11回】MD成果の適用「編集開発」

設計情報を「編集」して効率的に開発，社内に体制とシステムを整備する

　今回は，前回までのモジュール化活動の成果を実際の製品に確実に適用するために，社内に編集開発体制を構築する方法を述べる。

【第23回】育成環境で変わる社員の成長，目指すは成功に導く「人間力」

「うちの社員（メンバー）は言わないと動かない。自分から気を利かせて仕事をしてくれたらいいのに…」。これまで多くの会社の経営者や管理者からこうした言葉を聞いてきました。今も昔も変わらず，多くの管理者が同じ思いを抱いているようです。しかし，メンバーの人材育成に責任を持ち，厳しい競争に打ち勝つ職場を構築し…

補習編〔第5回〕電圧変換の基本を学ぶ

スイッチング素子とコンデンサで，両極電圧や倍圧を作り出す

　メカトロ講座の概念設計編/詳細設計編の中では，幾つかの回路図を紹介してきた。その中で何度か登場したのが，直流（DC）の5V電源から±5Vの両極電圧を作り出したり，昇圧させたりする電圧変換のための回路である。

約71％が現在の仕事に不満

【調査テーマ】仕事における理想と現実のギャップ

　2008年秋以降に世界を襲った不況の波。多少の回復傾向にあるといわれるものの，業界を問わず，依然，売り上げと利益の確保が難しい状況にある。「ならば」とばかりに，企業は手当たり次第にコスト削減策を敢行。努力が結果につながりにくい今，働く人たちは，仕事に対するモチベーションを下げつつある。

構想設計で性能を決める，物理モデルで試行錯誤を高速化

　設計初期の構想設計段階。まだ細かいことが決まっていないこの段階でシミュレーションを活用し，主要な設計パラメータを決める取り組みが設計現場に広がり始めている。

リコー子会社の工場丸ごと請負事例，派遣禁止を乗り越える！

　日本の工場が人材活用の方向性を決断すべき時が来た。現在開会中の通常国会で鳩山政権は，製造業派遣を原則禁止する内容を盛り込んだ労働者派遣法改正案を提出する。

加熱した半導体をVOC分解に活用，強い反応力で小型/低価格化も可能に

　横浜国立大学大学院教授の水口仁氏らの研究チームはこのほど，工場で排出される揮発性有機化合物（VOC）を瞬時に分解できる装置の試作機を完成させた。

さらなる低価格化が進むLED電球，2000円を切る製品も登場

　2009年6月にシャープが4000円前後という価格を打ち出し，各社が追随することで低価格化が一気に進んだLED電球。それから約半年しかたっていない同年12月には，2000円前後とさらに安価なLED電球が相次いで発売された。

激安電気自動車の世界輸出に歯止め？　日本基準が国際安全基準として採用へ

　ハイブリッド車や電気自動車などの国際安全基準として，日本基準が採用されることが固まった。

地下鉄のトンネル，どうやって矩形にするのか

　地下鉄のトンネルの断面といえば円形が基本。地中でトンネルにかかる土圧を均等に受け止められるし，何よりも掘りやすい。ところが現在，東京都内で進んでいる「東横線渋谷～代官山間地下化工事」では，2015年3月の完成を目指して，縦長の矩形を二つ連ねた2連矩形断面のトンネルが掘られている。なぜ円形ではダメな…

就いた仕事を天職と思え

星野 匡　横浜リテラ 代表取締役社長

　2009年秋に，クリーンルームを備えた新工場を横浜市で稼働させました＊。食品や医薬品/化粧品のパッケージ，家電量販店などに置いてあるタレントの等身大ポスターパネルなどの印刷/加工を手掛ける印刷紙器メーカーで，印刷/加工の全工程をクリーンルーム化したのは，我が社が初めてだと思います。

魅せる省エネ設計