- プリウスの試練,開発時の検証不備が表面化
不具合自体は制御プログラムの修正で対応 - 酸化物半導体TFTで37型液晶,AUO社がAl電極の採用で実現
Samsung社やLG社も本腰,実用化の機運が高まる - 小型LED電球が続々登場,電源方式一新や4層基板採用がカギ
シャープは内製LEDチップを搭載のもよう - 脱・半導体プロセス依存,新発想の大型ディスプレイが登場
シリコンバレーのベンチャーが開発 - 半導体業界を震撼させる,Samsung社からの技術漏洩事件
半導体の低コスト化の阻害要因に
そんなに安くできるはずがない
日の丸家電を世界に売った男(第4回)- 家電:本格化するデジタル・カメラの動画機能,“ビデオ並み”のHD動画が標準に
- 半導体:携帯機器にもSMPのマルチコア,タブレット端末の市場拡大をにらむ
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Android
今,多くの技術者たちが注目している企業の一つが米Google社でしょう。携帯電話機向けソフトウエア基盤「Android」やWebブラウザ「Chrome」,パソコン向けOS「Chrome OS」などのソフトウエアを次々と開発し,無償で公開してきました。
同社が手掛けようとしているのは,ソフトウエアだけではありません。2009年12月には電力事業の申請も行いました。子会社である米Google Energy社を介して,Google社が電力の売買に乗り出す日も近いかもしれません。エネルギー関連ではこのほか,電気自動車やLiイオン2次電池の開発企業,プラグイン・ハイブリッド車の支援団体,地熱発電技術や太陽熱発電システム,そして風力発電装置などの開発企業にも投資をしています。
こうした一連の動きから見ても分かるように,もはやGoogle社は単なるネット検索サービス企業ではないのです。2010年1月からは携帯電話機の販売も始めました。一体,同社はどこへ向かおうとしているか,そして真の狙いは何か。テレビへの搭載も噂されるAndroidの動向も含め,最新号の特集「創造的破壊者 Google」でまとめました。
このほか最新号では,一眼レフ機に代わる新たなカメラの動向を追った解説「さらば,一眼レフ,『ミラーレス機』の時代へ」,1月下旬に開催された電子機器の製造/実装技術に関する展示会の詳報解説「不況を乗り切る低コスト化技術が続々,『ネプコン ジャパン2010』詳報」なども掲載しております。ぜひ,ご一読いただければ幸いです。
日経エレクトロニクス編集長 田野倉 保雄