解説2

不況を乗り切る低コスト化技術が続々

「ネプコン ジャパン2010」詳報
NEレポート
論文

ワイヤレス給電で,ケータイはもっと便利になる

竹野 和彦 氏
NTTドコモ 移動機開発部 技術推進担当 担当部長
インタビュー

日本の産業構造の転換を後押しする

西山 圭太 氏
産業革新機構 執行役員 企画調整室長
ドキュメンタリー

そんなに安くできるはずがない

日の丸家電を世界に売った男(第4回)
NEアカデミー
Liイオン電池古今東西(第6回)

Liイオン電池開発の最前線,安全性と高容量の両立を目指す

クローズアップ
  • 家電:本格化するデジタル・カメラの動画機能,“ビデオ並み”のHD動画が標準に
  • 半導体:携帯機器にもSMPのマルチコア,タブレット端末の市場拡大をにらむ
  • エネルギー:スマートグリッドの実証試験が続々,監視制御システムで攻勢をかける東芝
キーワード

Android

編集長から

 今,多くの技術者たちが注目している企業の一つが米Google社でしょう。携帯電話機向けソフトウエア基盤「Android」やWebブラウザ「Chrome」,パソコン向けOS「Chrome OS」などのソフトウエアを次々と開発し,無償で公開してきました。

 同社が手掛けようとしているのは,ソフトウエアだけではありません。2009年12月には電力事業の申請も行いました。子会社である米Google Energy社を介して,Google社が電力の売買に乗り出す日も近いかもしれません。エネルギー関連ではこのほか,電気自動車やLiイオン2次電池の開発企業,プラグイン・ハイブリッド車の支援団体,地熱発電技術や太陽熱発電システム,そして風力発電装置などの開発企業にも投資をしています。

 こうした一連の動きから見ても分かるように,もはやGoogle社は単なるネット検索サービス企業ではないのです。2010年1月からは携帯電話機の販売も始めました。一体,同社はどこへ向かおうとしているか,そして真の狙いは何か。テレビへの搭載も噂されるAndroidの動向も含め,最新号の特集「創造的破壊者 Google」でまとめました。

 このほか最新号では,一眼レフ機に代わる新たなカメラの動向を追った解説「さらば,一眼レフ,『ミラーレス機』の時代へ」,1月下旬に開催された電子機器の製造/実装技術に関する展示会の詳報解説「不況を乗り切る低コスト化技術が続々,『ネプコン ジャパン2010』詳報」なども掲載しております。ぜひ,ご一読いただければ幸いです。

日経エレクトロニクス編集長  田野倉 保雄