マツダが2015年6月に発売する新型「ロードスター」に見られる設計思想は、“初代に立ち返る”です。新型は、現行モデルに比べてボディーサイズは小さく、質量も抑えました。
筆者は、2005年のジュネーブモーターショーで、現行ロードスターの初披露に立ち会いました。今回の10年ぶりの全面改良は何が違うのか。振り返ってみました(関連記事)。
当時の記事には「欧米のニーズを取り入れて室内スペースを広くした」「安全規制に対応するためにもボディーサイズを大型化した」とあります。新型ロードスターは、排気量を抑えたエンジンを採用したほか、主要部品を小型化・軽量化しているため、多少ボディーサイズを小さくしても、室内空間の広さなどへの影響は最小限に抑えていると解釈できます。
日経テクノロジーオンラインのテーマサイト「クルマ」における2015年3月16日~4月15日のアクセスランキングでは、新型ロードスターに関する記事が多くランクインしました。ダイハツ工業「コペン」、ホンダ「S660」を含めて、2人乗りオープンカーの市場が活気づいてきたともいえるでしょう。
新型「ロードスター」の主な記事は、新設計6MTは6速直結、新型「ロードスター」の6ATはトヨタ「86」と同じ、新型「ロードスター」は約250万円から、初代に立ち返り小さく軽く 排気管を短くして高回転側で最大トルク、シリンダーヘッドカバーはあえて重くする、━━を参照ください。