「山田日登志のムダとり」
人を育てて儲かる工場にする
「カイゼンの鬼」の異名を持つ山田日登志氏。いまや当たり前のように使われるようになった「ムダとり」「間締め」などの用語は,実は山田氏が生み出したもの。そんな山田氏のムダとり手法を,実際の指導に密着したDVD映像と現場での研修用テキスト(実力テスト付き)に凝縮した。不況下こそ,ムダとりで筋肉質に生まれ変わる必要がある。今すぐ使える山田流ムダとりテキスト決定版。


 ソニーやキヤノン,スタンレー電気などの工場で生産効率化を指導・再建し,生産現場改革の指南役として知られる山田日登志(やまだ・ひとし)氏。「カイゼンの鬼」との異名をもつ同氏は,トヨタ生産方式の創始者である大野耐一氏に師事し,今は研修道場のPEC産業教育センター(TEL:058-274-3106)所長として,主に製造現場のカイゼンを手掛けている。

 本短期連載では,島根県・安来市にある守谷刃物研究所(特殊鋼機械部品の加工)を舞台に繰り広げられた同氏のカイゼン指導のドキュメントをお届けする(2005年12月~2006年3月に『日経ベンチャー』に連載された内容をほぼ再掲)。


題字◎中谷秀彩

    連載の目次
  1. 【連載・目次】カイゼンの鬼・山田日登志の一刀両断
  2. 【第1章】仕掛品減らん理由が分かるか? 押し込み方式やっとるからだよ
  3. 【第2章】モノの置き場所決めるだけで,2割は効率あがるんや
  4. 【第3章】ロットの端数は仕掛品になる,梱包の「箱単位」で生産せぃ
  5. 【第4章】今日できることからやれば「でっかいこと」も必ずできる