LED 照明市場の
立ち上げ前倒し
2011年に0.5 円/lmと200lm/W
Part1●全体動向
立ち上がるLED照明市場
新興勢力が競争原理を変える
Part2●技術革新
0.5円/lmと200lm/Wを両立
チップから実装まで技術を総動員
グリーン化最優先へ,一斉に
舵を切った液晶パネル・メーカー
米Corning 静岡工場の被災による液晶パネル・メーカーへの影響再来する「システム時代」,デバイス技術者はアーキテクトへ進化すべし
Part1●全体動向
立ち上がるLED照明市場
新興勢力が競争原理を変える
Part2●技術革新
0.5円/lmと200lm/Wを両立
チップから実装まで技術を総動員
出典:292
記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。
米国ニューハンプシャー州に拠点を置く米PhotoMachining, Inc.が,有機基板に2μm未満の微細な穴を加工できるプロセスを開発した。同社はエキシマ・レーザー,YAGレーザー,CO2レーザーなどを光源とした加工装置を開発,製造している企業である。電子部品向けの受託加工も行っている。同社は…
米カリフォルニア州シリコンバレーの米IBM Corp.の研究所において,先進的な電源とエネルギー・ストレージの進化をテーマとする会議が開催された。初日は,エネルギー・ストレージの応用分野やLiイオン2次電池との関連が議論された。2日目は,Li空気電池などの技術紹介とパネル討論が行なわれた。発表は,…
台湾の電子部品メーカーおよびセット・メーカーで構成する電子セクター市場は,6月からの上昇機運を7月も維持し,下期へ好調感をつないだ。7月の電子セクター上場企業の売上高合計は,対前年同月比では-1.8%だったが,対前月比は+3.6%とプラスだった。各製品分野の代表的企業32社では,対前年同月比+3.…
白色LED市場が,長期間にわたる成長期に突入した。2009年に入ってから,パソコン(PC)やテレビに向けた液晶パネルのバックライト,照明への採用が加速している。2020年の市場規模は,数量ベースで約600億個,金額ベースで約8000億円になる。現在の生産能力ではとても需要をまかなえない。日本メーカ…
電子情報技術産業協会(JEITA)は,電子部品部会が取りまとめた「電子部品グローバル出荷統計」の最新調査結果を発表した。それによると,2009年6月の世界出荷金額は2701億円だった。対前年同月比で74.5%の水準だが,4月の66.8%,5月の67.1%に比べ,対前年同月比の減少幅の縮小ペースが速…
米SIA(Semiconductor Industry Association)の発表によると,2009年7月の半導体の世界売上高は181億5000万米ドルだった(3カ月の移動平均値)。6月に比べて5.3%増加した。これで5カ月連続して,売上高が前の月を上回ったことになる。また,7月の売上高の対前…
1960~1970年代は「システムの時代」,1980~2000年代は「デバイスの時代」を経て,2010年以降は再び「システムの時代」なると東京大学 教授の宮田秀明氏はみる。このような時代になると,デバイス技術者もビジネス構造(アーキテクチャ)を創造する“アーキテクト”としての意識を持つべきと説く。…
デバイスの需要が急増し,価格も上昇しつつある状況で,主要部材で高い市場シェアを占める最大手メーカーの工場が地震によって稼働を停止する─。このような出来事が液晶パネル業界で起きている。被災したのは,TFT液晶パネル向けガラス基板の最大手である米Corning Inc.の静岡工場である。Corning…
韓国Samsung Electronics Co., Ltd.が「LED TV」と称して発売した液晶テレビが欧米で成功を収めた。このテレビの特徴は,エッジ型のLEDバックライトを採用して,普及機の消費電力を徹底的に抑えたことである。同社は,LEDバックライトを採用するに当たって,画質の向上に優れた…
300から119。自民党の議席のシェアは2/3弱から1/4へ。オリンピック1回分でこれだけの凋落はまさに革命的な衆院選だった。無論この裏返しで民主党の圧勝があったのだが,ここは自民党の負けっぷりに注目したい。というものこの地すべり,デバイス業界を眺めると人ごとではないからだ。早い話,目下ブームの太…
日本の半導体メーカーが,市場での競争力を取り戻すために取るべき方策とは何か。日本のDRAMメーカーが1990年代に市場競争から脱落した理由を綿密に検証する作業を通じ,その方向性を明らかにする。著者は,本誌2007年3~4月号で,デバイス技術に基づく製品戦略の観点からDRAM日本勢の敗因に迫った。今…
伊仏STMicroelectronics社のMEMSデバイス事業を数年間で立ち上げ,現在もその責任者を務めているBenedetto Vigna氏に事業方針を聞いた。MEMSセンサー,バイオ・チップに続くのは,現在開発中の無線センサー・デバイス。これは,インターネットの新たな価値を生み出し,社会に革…
“オールジャパン”による2次電池研究開発プロジェクト「革新型蓄電池先端科学基礎研究事業」が,10月から動き出す。2次電池の研究には固体科学的なアプローチが多い中,このプロジェクトでは電気化学的なアプローチで反応メカニズムの解明に取り組む。プロジェクト・リーダーの小久見善八氏にプロジェクトの狙いなど…
室温で液体状態の有機半導体を使って,電子デバイスを作る試みを北京商工大学のDenghui Xu氏と九州大学 教授の安達千波矢氏のグループが進めている。同グループは,9-(2-エチルヘキシル)カルバゾール(EHCz)に5,6,11,12-テトラフェニルナフタセン(ルブレン)を添加した液体半導体を発光…
LEDのコストを0.5円/lm,性能を200lm/Wにする。この二つの目標を2011年に両立させるため,LEDメーカーは,技術のブラッシュアップを急ぎ,新技術の投入時期を早める。従来の技術開発方針はチップ技術の改良が中心だった。これをチップ,蛍光体,パッケージと,LEDを構成するあらゆる部分の技術…
LED照明市場が突然立ち上がり始めた。照明各社が一斉にLED電球を投入,その売れ行きはメーカー側の予想も超えるほど好調である。背景にはノート・パソコン(PC)や液晶テレビに搭載するバックライト向けLED市場の急拡大がある。そこでの高い要求に歩調を合わせて,LEDメーカーがコスト削減や性能向上を加速…
LED最大の潜在市場と目される照明向け市場の立ち上がりが早まりそうだ。家庭やオフィスで普通に使われる白熱電球や蛍光灯の代替を目指す。白熱電球に対しては,寿命や使用時の電気代を加味した経済性で上回り,品薄になるほどLED電球が売れている。ただし,単価はまだ1ケタ以上の差がある。この差を埋めるべく,コス…