LED照明市場が突然立ち上がり始めた。照明各社が一斉にLED電球を投入,その売れ行きはメーカー側の予想も超えるほど好調である。背景にはノート・パソコン(PC)や液晶テレビに搭載するバックライト向けLED市場の急拡大がある。そこでの高い要求に歩調を合わせて,LEDメーカーがコスト削減や性能向上を加速させ,その効果が照明向けにも波及する。コストと性能の目標は,2011年に0.5円/lmと200lm/Wを両立することである。このようなコスト削減や性能向上が,LED照明市場をさらに拡大するという好サイクルを生みつつある。