日経エレクトロニクスでは,2011年2月23日に「次世代電池の開発最前線―クルマ,家,社会が変わる―」を開催する。全固体電池やリチウム空気電池,有機電池をはじめ,リチウムイオン電池の高性能化を図れる次世代の電極材料などについて研究開発の最前線で活躍する講師陣に講演してもらう。開催に先立ち,各講師に次世代電池への取り組みについて聞いた。

Li空気電池の
反応メカニズムを解明

錦織英孝氏 トヨタ自動車
電池研究部
研究2グループ長
錦織英孝氏
有機2次電池,
2020年には電気自動車に載せたい

佐藤正春氏 村田製作所

佐藤正春氏
全固体電池は反応界面が何より重要,
セルの試作にも成功し開発が進む

川本浩二氏 トヨタ自動車
電池研究部
研究1グループ長

川本浩二氏
実用化を強く意識,
Sn系負極や鉄系正極では性能が大幅に向上

直井勝彦氏 東京農工大学大学院
工学研究院応用化学部門
教授

直井勝彦氏
全固体電池は
究極の電池となる可能性を秘めている

辰巳砂昌弘氏 大阪府立大学大学院
工学研究科
教授

辰巳砂昌弘氏
さまざまな負極との組み合わせを検討できる
固溶体系正極材料に期待

田渕光春氏 産業技術総合研究所
ユビキタスエネルギー研究部門
蓄電デバイス研究グループ 主任研究員

田渕光春氏