Li空気電池は大気中の酸素を利用することで,現状のLiイオン2次電池に比べて,エネルギー密度を大幅に高められる究極の電池として注目されている。2009年6月には,米IBM Corp.がポストLiイオン2次電池の開発を手掛けることを発表し,研究開発の重要テーマとしてLi空気電池を掲げた。国内ではトヨタ自動車が特に積極的で,「電池討論会」などで成果を数多く報告している。トヨタ自動車でLi空気電池の開発を指揮する錦織英孝氏(同社 電池研究部 研究2グループ長)に話を聞いた。(聞き手=日経エレクトロニクス 久米 秀尚)
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