USBの最新コネクター規格である「Type-C」では、「USB Power Delivery」という急速充電が可能になった。2016年12月26日~2017年1月26日の「エネルギー」サイトで最も読まれた記事は、このType-Cの充電トラブルを取り上げた「充電トラブル尽きぬUSB、『Type-C』充電の実態に迫る」である。記事では、「Type-Cコネクターを備える機器と、同機器に付属した充電器(いわゆる純正品)を接続」「純正ではない充電器を接続」という2つのケースについて、市販の機器や充電器を用いて検証、トラブルの実態を探っている。
2位には、2017年の太陽光発電市場を概観する「太陽光発電市場――2017年の展望~市場規模、政策、技術、金融を概観」がランクインした。同記事では2017年は住宅・ミドル(500kW未満)の市場が縮小する一方で、メガソーラー分野は堅調に推移するとしている。
2017年4月に施行される固定価格買取制度(FIT)の改正では、認定済みの太陽光発電設備のうち電力会社との接続契約を提携していないものは認定が失効する。2016年8月末時点における設備認定済みの容量は約80GW。記事では、太陽光発電関連事業者の見方を引用するかたちで、認定済み設備のうち55G~60GWが新制度に移行できると予想。そのうち未着工の20G~30GWが受注残になるとして、2017年の市場規模を予測する。
3位の「テスラ、巨大電池工場でEVの生産も検討」は、米Tesla Motors社が2017年1月に米ネバダ州で稼働させた世界最大規模の電池工場を取り上げたものだ。Tesla Motors社は現在、この工場においてパナソニックと共同で電気自動車(EV)用のリチウムイオン2次電池を生産している。だが、現在の工場の敷地面積は17.6万m2、延べ床面積は45.5万m2であり、いずれも完成時の30%弱に過ぎない。記事ではTesla社の工場幹部の発言として、小型EV「Model 3」の販売が順調に拡大すれば、同工場で部品から完成車までを一貫生産する可能性があることを伝えている。