図1 2010年夏モデルを発表したNTTドコモ 代表取締役社長の山田隆持氏(中央)と,CMキャラクターを務める堀北真希さん(右),岡田将生さん(左)
図1 2010年夏モデルを発表したNTTドコモ 代表取締役社長の山田隆持氏(中央)と,CMキャラクターを務める堀北真希さん(右),岡田将生さん(左)
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図2 合計20機種を提供
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図3 「ドコモ スマートフォン」カテゴリを新設し,3機種を追加
図3 「ドコモ スマートフォン」カテゴリを新設し,3機種を追加
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図4 3機種はHDTV映像の撮影に対応した
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図5 「EMILIO PUCCI」ブランドと共同でデザインした「SH-08B」
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図6 ピッチが12.7mmでストロークが1.2mmのフルキーボードを備えるiモード端末「N-08B」
図6 ピッチが12.7mmでストロークが1.2mmのフルキーボードを備えるiモード端末「N-08B」
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図7 健康支援サービス「i Bodymo」の概要
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図8 画面や音声の指示に従って体を動かす体力チェック機能も提供する
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 NTTドコモは2010年5月18日,同年5~8月の発売を予定する20機種(2010年夏モデル)を発表した(発表資料図1)。スマートフォン3機種と,iモード対応端末17機種を提供する(図2)。また今回の夏モデルの提供に合わせて,健康支援サービス「i Bodymo(アイ ボディモ)」を開始することも発表した。

 NTTドコモ 代表取締役社長の山田隆持氏は「日本の携帯電話機市場は大きな変化の時期にさしかかっている。ニーズの多様化を象徴するのがスマートフォンだ」とし,「ドコモ スマートフォン」と呼ぶ製品カテゴリを新設すると発表した。2010年4月に発売した「XPERIA」などと同様に,端末にメーカーごとのブランド名を冠して販売していく。今回の夏モデルでは,「LYNX SH-10B」(シャープ製),「dynapocket T-01B」(東芝製),「BlackBerry Bold 9700」(カナダResearch In Motion Ltd.製)の3機種を販売することを明らかにした(図3)。同年9月には,スマートフォン専用ISP「spモード」の提供も始める。

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 iモード端末では,1920×1080画素のHDTV映像を撮影できる機種(図4)など「PRIME」シリーズ4機種,「EMILIO PUCCI」や「marimekko」といったファッション・ブランドと共同でデザインした機種(図5)など「STYLE」シリーズ10機種,「SMART」シリーズ2機種,「PRO」シリーズ1機種を発売する。

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 NTTドコモは今回,無線LAN対応機器をインターネットに接続するための無線LANルータとして利用できる機種を増やした。「N-04A」「同-08B」(いずれもNEC製),「F-06B」(富士通製)の3機種が無線LANルータ機能を備える。これまでは2009年夏モデルと同年冬モデルで1機種ずつ対応しただけだった。今回は3機種のほかに携帯型無線LANルータ専用端末も供給し,通信料金も見直す。

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 PROシリーズとして提供するN-08Bは,4.6型の液晶パネルと12.7mmピッチのフルキーボードを備える,携帯電話機としては大型の端末である(図6)。外形寸法は80mm×180mm×18mmで,重さは約300g。ソフトウエア・プラットフォームは他のNEC製端末と同じLinuxベースのものである。フルキーボード搭載の利点を生かすために,パソコン用と同様の操作感を持つテキスト・エディタ・ソフトウエアを開発した。このテキスト・エディタを起動すると,ファイル名に日付と時間が入ったTXT形式のファイルが生成され,ユーザーは最大で全角5000文字の保存できる。自宅のパソコンを遠隔操作できるシンクライアント・ソフトウエア「Lui」も搭載する(Tech-On!の関連記事)。

 新サービスのi Bodymoは,(1)日々の歩数計測やジョギング支援,体力チェックなどを行う運動サポート,(2)栄養バランスや摂取カロリーの確認などを行う食生活サポートの機能を提供するものである(図7図8)。例えば携帯電話機の歩数計機能を利用する歩数計測では,夜間などに歩数情報をサーバーに自動でアップロードし,その情報を用いて歩数ランキングの作成や特典の付与,歩いた分進めるゲームへの歩数の反映などを行う。またジョギングの支援では,GPSで取得した位置情報を基にジョギングの距離やペースを算出し,ジョギング後に走行ルートや消費カロリーなどを表示できるようにした。食生活サポートでは,登録した食事内容に合わせて,その食事の栄養やカロリー,推奨する食事メニューなどの情報を提供する。