米Co-Design Automation, Inc.は,同社が開発した新言語「SUPERLOG」の擁護団体「SUPERLOG 2000(S2K)パートナ・プログラム」を立ち上げたと発表した(リリース文)。RTLより抽象度が高い設計データを記述する言語は,複数の団体/機関が策定を試みている。SUPERLOGもその一つ。Co-Design社によれば,SUPERLOGはハードウエア-ソフトウエア協調設計に向けて,ハードウエア記述言語Verilog-HDLとソフトウエアのプログラミング言語「C言語」のそれぞれの特徴を生かして,新規開発したという(EDA Online関連記事)。Co-Design社は,2000年中にSUPERLOGを一般公開(いわゆるpublic domainに)する計画で,今回の擁護団体設立はそのための第1歩とする。

 S2Kパートナ・プログラムには,EDAベンダ12社が中核メンバ(charter member)として参画している。すなわち,米Arexsys Inc.,米Denali Software, Inc.,米 Expressive Systems Inc.,米Interra, Inc.,米Magma Design Automation, Inc.,米Get2Chips, Inc. (旧・米Meropa, Inc.), 米Novas Software, Inc.,米Sente, Inc.,米Silicon Forest Research LLC,米Summit Design, Inc.,米Tharas Systems, Inc.,米Viewlogic Systems, Inc.である。このうち,いくつかのベンダはSUPERLOGに対応したEDAツールを製品化することを明らかにした。たとえば,Get2Chips 社は合成ツールを,Interra社は回路ライブラリを,Summit社はアーキテクチャ・レベル設計ツールを製品化するという。また,Co-Design社自身は,論理シミュレータを開発・販売する計画である。

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