宇宙民営化元年
- Wii Uの無線機能を分析、コントローラの通信品質に腐心
高分解能の地磁気センサも採用 - 東北大、校舎で直流給電、800本のLED照明を導入
60kWの太陽電池と57.6kWhのLiイオン2次電池を設置 - 欧米メーカーの新型EV相次ぐ、テレマティクスの専用ブースも
「2012 LA Auto Show」から
創・蓄エネも制御可能な「ECHONET Lite」
エコーネットコンソーシアム 普及委員長(三菱電機 リビング・デジタルメディア技術部 主席技師長)
MirrorLinkは今後も拡張
スマホ標準を狙う
Chairman and President, Car Connectivity Consortium
「民生」から「インフラ」へ
シリコンバレーで転換進む
さっぱり売れない
脳波コミュニケーション・ツール「necomimi」の開発(第1回)エネルギー・システムのためのモデルベース開発講座(第6回)
高度化する電源開発
制御ソフトウエアが必須に
スマートハウス(第4回)
福岡スマートハウスコンソーシアム
“系統アシスト”を実現可能に
- 家電:超高額4Kと、半導体大手との資本提携、揺れるシャープが打ち出した方向性
- 半導体:CPUとFPGAの混載品をAlteraが投入、ARMと協力しデバッグ環境を整備
- エネルギー:米国国内で原油の生産量が増加、成長率トップは再生可能エネルギー
機械が最終決定権を持つ時代に
賢いシステムの設計力を磨こう
遠隔操作ウイルス
宇宙開発を行う者は誰か――。その答えはこれまで「国家」でした。民間での宇宙利用といえば、静止衛星を利用した通信事業や放送事業といったごく狭い分野に限られ、有人ロケットの打ち上げや地球観測衛星の運用は、基本的には国家プロジェクトとして行われてきました。
しかし今、こうした常識が変わりつつあり、「官から民」への流れが加速しています。先進国が軒並み宇宙関連開発予算を削減する一方で、従来は国家が担っていた宇宙開発を民間企業が手掛けるようになってきました。その流れが2013年、決定的になります。米Virgin Galactic社は、2013年には米連邦航空局から高度100kmの弾道飛行による「宇宙旅行」の認可を受ける見込みで、早ければ同年末にも商用宇宙旅行サービスを開始するとみられています。地球観測衛星でも、商用衛星が続々と登場します。民間のビジネスが成り立つところから、民営化が進んでいる形です。今号の特集では、宇宙開発において活発になっている民間の動きや民間技術の活用などを紹介します。
最新号では特集以外に、半導体関連の解説記事を2本掲載しています。まず、パワー半導体に焦点を当てた解説「SiCやGaNが身近に、いざ応用技術の確立へ」は、SiCやGaNなどを使う次世代パワー半導体のポテンシャルを生かす手段を取り上げます。もう一つの解説「先端半導体の開発で、アジアの躍進が鮮明に」は、2013年2月に開催される半導体回路の国際会議「ISSCC 2013」で明らかになる最先端技術の概要などをまとめています。
最新号のインタビュー記事では、Car Connectivity Consortium(CCC)でChairman and Presidentを務めるMika Rytkonen氏に登場いただきます。スマートフォンを車載のディスプレイにつなげて、自動車の中でアプリを楽しむといった仕組みを提供するための仕様「MirrorLink」。CCCは、このMirrorLinkを策定している団体です。MirrorLinkの今後の方向性を同氏に聞きました。
日経エレクトロニクスDigitalでは誌面に掲載する記事に加え、特別企画記事を紹介しています。今回の特別企画では、前回、前々回に引き続き、日経エレクトロニクスが100号ごとの節目で「電子産業の未来」を展望してきた記事の紹介です。今回は、2009年に掲載した創刊1000号記念特集の一部を掲載します。ぜひご一読いただければ幸いです。
本年も、日経エレクトロニクスをよろしくお願いいたします。
日経エレクトロニクス編集長 大久保 聡