- ルネサスとTSMCが提携、マイコンの生産委託が加速へ
40nm世代のフラッシュ混載技術を共同開発 - クラウドでグラフィックス処理、NVIDIAがGPU仮想化で実現
クラウド型ゲームを専用機並みの遅延で実現 - モバイルに傾倒する米CATV、放送のIP同時配信も視野
The Cable Show 2012で見えたスマートテレビの未来 - 採用機運高まる車載Ethernet、まずはBMWが2013年に実用化
普及団体「OPEN Alliance SIG」メンバーは45社に
医療・ヘルスケア向け通信規格
IEEE802.15.6とは
情報通信研究機構(NICT) 国際推進部門標準化推進室マネージャー
原 晋介 氏
大阪市立大学 大学院工学研究科 教授
グローバルで現地化を進展
2015年に売上高を1兆円に
パナソニック 役員 エナジー社 社長
技術ベンチャーに世界が熱視線
強さの秘密は“生態系”にあり
ジェット機をご用意します
牧本次生 回顧録(第1回)ゲームのチカラ(第2回)
ゲームはマニュアル不要が前提
1分で基本操作を理解させる
- 家電:OESFがスマートハウス用開発基盤を提供、プロトコルの違いをミドルウエアで吸収
- 半導体:ReRAM搭載の低電力マイコンが登場、スマートメーターやスマートフォンを狙う
- エネルギー:「自動で電力を10%以上減らす」、京大・松山研が家庭向け電力制御システム
“日本でのものづくり”はもはや滑稽
技術者は積極的に海外に出ていくべき
Siri
ここ数年、メディアが流布してきた「ガラパゴス化」という言葉。日本固有の発展を遂げた携帯電話業界を揶揄するこの言葉は指し示す範囲が広がり、世界から見ると奇異に見える変わった出来事などを代表する言葉として使われるようになりました。2010年代に入り、エレクトロニクス業界の目は海外、特に成長著しい新興国に向いています。「これから出て行く市場では、日本で起きている消費の事例は役に立たない」と、切って捨てる声も聞こえてきます。「ガラパゴス化」の烙印を押された製品は、無駄であると言わんばかりに。果たして、本当にそうでしょうか?
日本において大きな変貌を遂げている生活者のライフスタイルや消費行動は、やがて世界へと広がっていく可能性はないのでしょうか。消費スタイルの「ボーダーレス(境界の消失)化」が進む今の日本の生活者の消費動向にこそ、実は新興国を含む世界の生活者の心をつかむヒントが詰め込まれていると考えることができます。今号の特集ではこうした考えに基づき、「ガラパゴス」という評価の妥当性を見直す時が来ていることを解説しています。
最新号ではこの他、2012年5月に開催された電動車両の国際シンポジウム「EVS26」と、プログラミング言語「Ruby」の組み込み型軽量版のそれぞれに関する解説を掲載しています。前者の解説「米国でのEV普及に向け、変わる規制と充電規格」では、EV開発の最新動向に加え、EV普及に向けて新たな急速充電規格の標準化に乗り出す米独の自動車メーカーの動向などをまとめています。後者の解説「『組み込み』に進出する、プログラミング言語Ruby」では、情報家電などの組み込み機器やスマートフォンのアプリへの組み込み、さらにはゲーム・ソフトなど幅広い分野で利用が広がりそうな「mruby」のインパクトを解説します。
インタビュー記事では、パナソニック 役員でエナジー社 社長を務める伊藤正人氏に登場いただきます。パナソニック エナジー社は、三洋電機の吸収により、乾電池から2次電池、太陽電池までを手掛ける世界最大規模の電池メーカーになりました。同社が描く成長戦略を伊藤氏に聞いています。ぜひご一読いただければ幸いです。
なお、日経エレクトロニクスでは5月14日に、スマートフォンやパソコン、タブレット端末で本誌の記事全文が読める「日経エレクトロニクスDigital」を始めました。「日経エレクトロニクス」定期購読者の方は、6月末まで無料でご利用いただけます。詳細とお申し込みは、http://techon.jp/NED/にございます。さまざまなシーンで日経エレクトロニクスをご活用ください。
日経エレクトロニクス編集長 大久保 聡