クルマサイトの月間ランキング(2月10日~3月10日)は、電動化と自動運転に関する記事に注目が集まった。電動化ではホンダの「オデッセイハイブリッド」、スズキの小型クロスオーバー車「イグニス」、トヨタ自動車の「LC500h」。自動運転では、ドイツAudi社の「A4」の低速域での先行車追従機能、米Tesla社の簡易自動運転などがランクインした。

 1位は「高出力モーターで走りを一新、オデッセイの2モーターハイブリッド」。オデッセイ初のHEVモデルだ。「アコード」で採用した2モーター(駆動用、発電機)のシステムを採用した。車両質量がアコードより増えている分、駆動用モーターの出力を高めた。オデッセイハイブリッドでは、ハイブリッドモデルとガソリンモデルの価格差は50万円程度だが、システム価格は30万~35万円程度に抑えたと見られる。HEVシステムコストを抑えることで、量産規模を高め、HEVで先行するトヨタの後を追う。

 2位は「欧州車の乗り味、マイルドハイブリッド搭載のスズキイグニス」。スズキとして初めて、すべてのモデルをマイルドHEVとした。オルタネーター(発電機)を大型化したISG(スターター兼オルタネーター)とすることで、エンジンの駆動力を支援できるようにした。リチウムイオン電池も備えた。