用語解説

 成形時の高温によって硬化するプラスチック。鎖のように細長いポリマから枝状に出ている側鎖(そくさ)が,別のポリマの側鎖と結合する「架橋(かきょう)」反応が高温によって進み,ポリマ同士が3次元的に結合し合って動かなくなる。

 架橋反応は不可逆反応なので,一度硬化した熱硬化性樹脂を再び加熱してもそれほど軟化しない。硬化にはある程度時間がかかるため,一般に熱硬化性樹脂の成形は,熱可塑性樹脂に比べて生産リードタイムがいくらか長い。

 3次元の架橋構造を持つことから,熱可塑性樹脂に比べると耐熱性や耐薬品性などの物性に優れる。主な熱硬化性樹脂には,フェノール樹脂,エポキシ樹脂,ユリア樹脂,メラミン樹脂,不飽和ポリエステル樹脂,ポリウレタン,ポリイミド(熱可塑性と熱硬化性の両方のタイプがある)などがある。

供給・開発状況
2005/09/01

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