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スズキ,耐腐食性など向上させるアルマイト処理の新技術「ハイパー・アルマイト」を開発

2005/07/25 16:15
浜田 基彦=日経ものづくり
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 スズキは,ピストンなどのアルミニウム合金の表面に加工するアルマイト(アルミニウム陽極酸化皮膜)の膜厚のばらつきを改善し,現状の方法よりも膜厚をさらに平滑化でき,耐食性,耐久性,耐腐食性などを向上させるアルマイト処理の新技術「ハイパー・アルマイト」を開発した。

 ピストンなど金属同士が高速で擦れ合い,熱負荷が高くなる部位には,アルミ表面の粗さを滑らかにし,耐食性や耐久性などを向上させるためにアルマイトを施すことが多い。ところが,従来の方法では皮膜の厚さがばらつくため局部的に高温になり,皮膜が溶けやすいという弱点があった。

 スズキが開発した「ハイパー・アルマイト」は,「交直重畳技術(交流+直流電解)」という新しい電解処理技術を応用することにより,アルマイトの膜厚を均一にして平滑にし,アルマイト処理の品質を向上させ,ピストンリング溝などの耐熱性,耐久性を向上させるもの。また,生産面ではアルマイト処理に要する時間を約1/4に短縮してコストダウンできる。

 スズキではこの「ハイパー・アルマイト」技術を軽自動車のワゴンR RR(ダブルアール)の直噴ターボ仕様車のピストンに本年6月生産分より採用しており,今後同技術を四輪車,二輪車及びアルミの耐腐食性能が要求される船外機にも採用を拡大していく計画である。

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