NTTドコモと米Google Inc.は,携帯電話機向け検索サービスなどで提携する(発表資料)。iモード端末に地図サービス「Google Maps」専用アプリケーション・ソフトを標準搭載するほか,「Gmail」や「YouTube」「Picasa」といったGoogle社提供の各種サービスをiモード端末で容易に利用可能にする。

 ドコモはこの提携に基づき,2008年春をメドに,iモードのメニュー画面で検索した結果に携帯電話機向け一般サイトやパソコン向けサイトも表示するようにする。ドコモは2006年10月に始めたモバイル検索サービスでGoogle社らと連携し,検索結果にGoogle検索の結果へのリンクを表示していた。今回の提携下では,iモード公式サイトの検索結果と同じ画面にGoogle検索の結果を載せる。同時に,Google社の広告配信プラットフォーム「Google AdWords」を利用して,検索結果画面に検索結果と連動した広告を表示するサービスを開始する。

 さらに,Google社が2007年11月に発表した携帯電話機向け統合ソフトウエア・プラットフォーム「Android」について,ドコモ向けの商用化を検討するとした(Tech-On!関連記事1同2同3)。

■記者発表会の様子をまとめた続報:
【続報】NTTドコモとGoogle社の提携,「Google社のあらゆるサービスと連携するのが他社との違い」

iモード端末上でのGoogleサービスとの連携イメージ(NTTドコモの発表資料より)
iモード端末上でのGoogleサービスとの連携イメージ(NTTドコモの発表資料より)
[画像のクリックで拡大表示]