NTTドコモの携帯電話の契約数が月次で初めて減少に転じた。電気通信事業者協会の発表によれば,同社の2006年11月の契約純増数はマイナス1万7500件だった。一方,auは新規契約を47万9600件獲得しており,勢いを増している。


NTTドコモとauの純増数の推移(2005年11月~2006年11月,単位:万件)

 新しい料金プランで話題を呼んだソフトバンクは6万8700件の純増。2008年3月末でサービスを終了することが決まったツーカーは15万4600件の純減だ(Tech-On!関連記事1)。なお,2006年11月の業界全体の契約純増数は前年同月比20%増の37万6100件となっている。

 PHSの11月の純増数は100件である。ウィルコムの純増は前年同月より6割以上少ない2万4700件にとどまった。MNP導入による携帯電話事業者の競争激化のそばづえを食った格好だ(Tech-On!関連記事2)