KDDIは,同社が提供する携帯電話サービス「ツーカー」を2008年3月31日で終了すると発表した。2006年12月末で機種変更向けのツーカー端末の販売も終了する。

 ツーカーは1994年にサービスを開始,ピーク時には400万件を超える契約があったが,2005年10月,運営を手掛けていたツーカー・グループ3社とKDDIが合併したのに伴ってサービス終了を決定,「au」への移行を進めてきた。現在,ツーカーからauへは電話番号とメール・アドレスを変更せずに移行できるようになっている。

 ツーカーの新規契約は2006年6月で終了しているが,現在も160万件ほどの契約を抱えている。KDDIはauへの移行を促進するため,これまで税込み2835円としていた契約変更の手数料を,2007年1月の申し込み分から無料にする。広告やダイレクト・メールを使ってユーザーへの周知も図る。