増殖寸前 太陽電池
- iPhoneに続き新規市場を開拓できるか,Apple社が描くタブレット端末戦略
電子書籍事業に参入,端末価格は499米ドルから - torne,ゲームのノウハウを活用し,地デジで「気持ちいい操作感」
PS3向け地デジ・キットがもたらす新たな価値観 - 「28nm+三つの新技術」で,AlteraがASIC代替を加速
低コスト・低電力・高性能の「自分専用」FPGAが可能 - ウーハーの厚さを一気に1/3へ,高音質・超薄型テレビに道開く
スピーカー構造を一新,ボイス・コイルを振動板横に配置
安価な多値フラッシュを用いたサーバー向け高信頼性SSD
Esther Spanjer 氏
米SMART Modular Technologies, Inc.
ソルナック
販売チャネルに変貌する展示会,遅ればせながら日本企業も参戦
2週間だけなら,まぁええよ
日の丸家電を世界に売った男(第3回)厳選LSI設計講座(第6回)
論理エミュレータを活用し,ハード/ソフトの協調検証を実現
- クルマ:参入企業が相次ぐEV向け充電器,急速だけでなく中速充電も登場
- 部品/部材:大掃除需要で電球型LED大ヒット,販売金額が半年で約38倍に
- 組み込みソフト:人工衛星で普及が進むTRON,ネットワーク型構成で重要性増す
酸化物半導体
太陽電池がいよいよ本格的な普及期を迎えようとしています。その通過点となるのが「グリッド・パリティ」です。グリッド・パリティとは,太陽光や風力などの再生可能エネルギーの発電コストが商用の電力料金と等しくなることを指します。このポイントを越えると,太陽電池の普及が一気に加速するといわれています。
従来,太陽電池に関するグリッド・パリティは2020年ごろと見られていました。ところが,最近になって10年近く前倒し,つまり2010年~2012年あたりに実現する見通しになってきたのです。なぜグリッド・パリティが前倒しになったのか。それは,2008年後半以降に起きた三つの「ショック」が大きく関与しています。
詳細は最新号の特集「増殖寸前 太陽電池」をぜひご覧いただきたいのですが,グリッド・パリティ後の太陽電池の行方も気になるところです。太陽電池メーカー間の開発競争はどうなるのか,太陽電池に死角はないのか,太陽電池の性能を大きく左右する周辺システム(パワー・コンディショナ)の開発動向はどうなっているのか。このあたりも特集でまとめました。
このほか最新号では,1月中旬に米国デトロイトで開催された北米最大の自動車展示会の詳報解説「自動車の主役狙う中国,新興企業に託す米国──デトロイト・モーターショー報告」,データ送受信用のインタフェースとしてノート・パソコンなどでほぼ標準的に使われてきたLVDSの代替技術に関する解説「ノート・パソコンやテレビでLVDS代替の新技術導入」なども掲載しております。ぜひ,ご一読いただければ幸いです。
日経エレクトロニクス編集長 田野倉 保雄