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第1回:小技が効いたPalm PreのUI,分かりにくい部分も

Stefan Klocek,Chris Noessel=米Cooper社
2009/08/07 10:00
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米サンフランシスコに本拠を置くユーザー・インタフェース(UI)設計のコンサルティング会社Cooper社に,米Palm Inc.の携帯電話機「Palm Pre」の使用感を評価してもらった。同社は,米Microsoft社で「Visual Basic」開発に携わったAlan Cooper氏が設立した企業である。今回の評価に携わったStefan Klocek氏は同社のInteraction Designer。Chris Noessel氏は同社でSenior Consultantを務める。なお,同氏らがPalm Preを米Apple Inc.の「iPhone 3G」と比較した結果を,日経エレクトロニクス2009年8月10日号の特集「HTML 5――スマートフォン,ケータイ,家電をつなぐ」の第2部「HTML採用のPalm Pre,マルチタスク操作を意識」に掲載した。(Tech-On!)

 製品の使いやすさ(ユーザビリティ)やデザインを,よく知られた経験則(ヒューリスティックス)に基づいて評価する。この手法を,ユーザー・インタフェースの分野ではヒューリスティック評価と呼ぶ。この手法を用いて,Palm Preの使い心地を評価した。

 評価の狙いは,製品を使っている最中にユーザーが出くわす問題点や,他の製品と比べた優位点を探り出すことにある。評価の一部は,製品の動作に関する予備知識を持たずに実施した。普通のユーザーは,製品を使う前に情報に目を通さないことが多いためだ。

半透明のスリーブに覆われた箱
箱に付けた切り欠きのおかげで,製品写真のある表側をうまく見せることができる。
[画像のクリックで拡大表示]

Appleに倣ったパッケージ

 全体として,製品のパッケージングは米Apple Inc.に触発された感があり,「Appleならこうする」といった雰囲気である。化粧箱は奥側の角を切り落とした形で,棚に並べたときに箱の表側を見せやすい。箱の表には,白地にPalm Preの写真をあしらっている。特にブランドの表示はなく,それがまた“Apple風”な味を増している。プラスチックのスリーブは半透明で,ぼんやり見える感じである。

Chirs:「ボクは半透明のスリーブが醸し出す,謎めいた感じが好きだな」
Stefan:「重要な情報を隠してしまっていると思う」
箱を開けたようす
Palm Preは,透明なプラスチックの皿に収まっている。
[画像のクリックで拡大表示]

 製品を収めた箱のふたはゆっくりと持ち上がり,がっしり作られた印象である。ふたの内側は鮮やかなオレンジ色の素材で覆われていて,ソフトな作りだ。目を引くし,出色の出来である。Pre本体は透明のプラスチックの皿に入って箱の一番上に置いてあり,製品がよく見える。また,ブランド名の付いた説明書が透明な皿の下に覗いて見える効果もある。ただ,Preがいともたやすく皿から滑り出してしまうので,箱を開けるときに何度も落としてしまった。

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