医療用画像管理システムとの連携イメージ
医療用画像管理システムとの連携イメージ
[画像のクリックで拡大表示]
クラウド電子カルテ「Clipla」とスリーゼット「Caps-Web」「WATARU」との連携図
クラウド電子カルテ「Clipla」とスリーゼット「Caps-Web」「WATARU」との連携図
[画像のクリックで拡大表示]

 クリニカル・プラットフォームは2016年9月27日、同社のクラウド電子カルテ「Clipla」(クリプラ)に追加するPACS連携機能を発表した。医用画像ファイリングシステムのハードウエア・ソフトウエアの開発・販売を行うスリーゼットが提供する医用画像管理ソリューションの「Caps-Web」とクラウドサービス「WATARU」との連携を可能とする。

 2016年1月にサービスを開始したクラウド電子カルテ「Clipla」は、初期費用無料・登録患者数100人まで月額利用料も無料で利用可能な診療所向けのクラウド電子カルテ(関連記事1関連記事2)。Webブラウザーがあれば利用可能。患部の状態をスマートフォンで撮影し直接カルテに保存できる「スマホアップロード」機能や、メドレーが提供するオンライン病気事典「MEDLEY」との連携機能、ミーカンパニーが提供する「スクエル・データベース」との連携による医療機関名サジェストなどの機能を搭載している(関連記事3)

 今回発表したCliplaのPACS連携機能は、CRやCT、MRI、内視鏡などの画像撮影装置の画像データを管理する医療用画像管理システムと接続し、電子カルテから患者ID連携により専用画像ビューワーを呼び出して、検査画像を表示する。医療用画像管理システム側で患者情報を検索する必要がなく、シームレスに検査画像を呼び出すことができるため、診療の効率化につながる。

 同社は、スリーゼットが提供するオンプレミス型の医用画像管理ソリューション「Caps-Web」、クラウドサービス「WATARU」とのPACS 連携を経て、診療所におけるクラウド電子カルテの利用促進を加速していていくという。また、今後も医療用画像管理システムを提供する様々なパートナーと連携し、診療所における業務の効率化と医療者が医療行為に専念できる環境を実現していく計画である。