中国のAsia Clean Capital(ACC)社は8月31日、CENTER International Group社と戦略的に提携し、200MW分の分散型太陽光発電を中国本土において共同開発することで両社が合意したと発表した。

 この合意の下、ACC社は太陽光発電システムへの投資を、CENTER社は設計とプロジェクト管理を担当する。両社は主に、世界規模の自動車メーカーや自動車部品サプライヤー、空港、高速鉄道の駅などでのプロジェクトで協力していくとしている。

 CENTER社はビル建築などで用いられる金属クラッド材分野の大手企業で、特に金属屋根材産業では2013~2015年の間に連続して中国でトップシェアだったという。

 今回の協業では、屋根上での太陽光発電で実績のあるACC社と、建築用金属材料のトップ企業であるCENTER社が組むことで、比較的大規模な屋上設置型の太陽光発電プロジェクトを中心に手掛けるとみられる。

 中国ACC社は、中国全土で多国籍企業や大手企業を主な顧客とし、メガソーラー(大規模太陽光発電所)の開発や運営などの再エネ事業を展開している(関連記事1)(関連記事2)。単独でのプロジェクト開発だけでなく、国営企業との提携などでも活発な動きをみせている(関連記事3)。

中国ACC社とCENTER社が戦略提携、中国本土で200MWを開発
中国ACC社とCENTER社が戦略提携、中国本土で200MWを開発
(出所: Asia Clean Capital)
[画像のクリックで拡大表示]