オリックス・リビングは、ロボット介護機器やICT機器を本格導入した有料老人ホーム「グッドタイム リビング 流山 弐番舘 -おおたかの森-」を2016年6月1日にオープンする。同社が運営する有料老人ホームとしては25棟目となり、25棟を合わせた部屋数は2129室となる。
今回導入するロボット介護機器やICT機器は、大きく次の4つ。
(1)Neos+Care(ネオスケア)
NKワークスが開発した居室見守りシステム(関連記事)。入居者の動作(離床など)をセンサーで自動検知。即座に指定端末に画像を転送し、転倒や転落などの事故の減少を目指す。
(2)frasse care plusmotion(フラッセケアプラスモーション)
シブタニと共同開発した昇降式洗面台。入居者の体格や身体状況に合わせ、洗面カウンターの高さが変更可能。
(3)壁収納型介護リフトつるべーS セットSwing Lift CoCoRo
モリトーと共同開発した壁収納型リフト(関連記事)。ベッドから車いす、ベッドからトイレへの直接移動が可能となる。
(4)業務用タブレット端末
これまで、手書きで行われてきた提供記録や申し送り表の作成を、タブレット端末で管理。職員間で情報の共有化をスムーズに行い業務の省力化を図る。
鉄筋コンクリート造(一部木造)の地上5階建で、立地はつくばエクスプレス/東武野田線(東武アーバンパークライン)の「流山おおたかの森」駅南出口から徒歩約8分(約620m)。入居者のさまざまなライフスタイルに応えるべく、一人用居室標準タイプを中心にしつつ、一人用ラージタイプと二人用居室を加えた、計3タイプの居室を用意する。
総居室数は77室(全個室/定員85名)で、一人タイプは標準62室とラージ7室、二人タイプは8室。レストランやリビングダイニング、パーティールーム、クラブサロン、ビューティーサロン、浴室などの共用施設に加えて、地域交流の場としての活用も予定するゆとりの空間「木洩れ日サロン」なども備える。