壁に収納した状態
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壁から取り出した状態
壁から取り出した状態
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 モリトーは、高齢者施設向けに開発した壁収納型介護リフト、つるべーS セット「Swing Lift CoCoRo」を「第42回 国際福祉機器展 H.C.R. 2015」(2015年10月7~9日、東京ビッグサイト)に展示した。オリックス・リビングと共同開発し、同年10月に販売開始したばかりの製品だ。

 利用しない際は、壁(収納棚)に収納してリフトの存在を被介護者に感じさせず、利用するときは介護者が壁からすぐに取り出せるのが最大の特徴。多関節アームの採用により、リフトを収納する時に厚みが出ず、狭い開口部でも移動できるようにした。

 この介護リフトの設置を前提としたレイアウトで施設の部屋を設計することで、収納棚からリフトを取り出し、ベッドからトイレや洗面台までの移動が可能になる。販売に先駆け、オリックス・リビングでは2015年7月に開設した有料老人ホーム「グッドタイムリビングセンター南」(横浜市都筑区)の居室4室に、既に導入しているという。

車いすからベッドへの移乗の様子
日経デジタルヘルスが撮影

ベッドからトイレ(仮想)への移乗の様子
日経デジタルヘルスが撮影