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本記事はロボットとAI技術の専門誌『日経Robotics』のデジタル版です

 aiboでは、発展著しいディープラーニング技術も採用されている。主に画像認識と音声認識に用いている。画像認識では、人の顔を検出したり、よく会う人、100人までの顔を識別したりする。このほか先代のAIBOを識別したり、家庭内にある物品の一般物体認識も可能である。充電台に自動で戻る際も、充電台をディープニューラルネット(DNN)で検出する。

 これらDNNによる画像認識には、ソニーが内製したOSSのディープラーニングフレームワーク「NNL(neural network libraries、nnabla)」を用いて実装してある。