前回の記事へ

本記事はロボットとAI技術の専門誌『日経Robotics』のデジタル版です

 まずは、aibo内部に組み込まれているソフトウエアの構成から見ていこう。

  新型aiboは、組み込み機器でもオープンソースを使うことが当たり前となった現代の趨勢を存分に反映したロボットである。

  ソニーは2000年代初頭、テレビなどのデジタル家電においていち早く組み込みLinuxを採用した同分野のリーダー的存在の企業だが1)、aiboではOSとなるLinuxだけでなく、実に500本以上ものオープンソースソフト(OSS)がaiboの体内に組み込まれている。