米Intel Corp.が提唱するパソコンのプラットフォームの1つで,音楽や映像などエンターテインメントを楽しむ用途に向けたパソコンの仕様を規定する。ノート・パソコン向けプラットフォーム「Centrino」と同様に,同社のマイクロプロセサや周辺チップセット,ネットワーク・アダプタを規定するほか,各種ドライバ・ソフトウエアなどを用意する(図1)。Viiv対応パソコンは2006年から出荷される予定である。

 Intel社が開発中であるViiv向けソフトウエアとしては,スイッチ1つでパソコンの電源を瞬時にオン/オフできるドライバ・ソフトウエア「Intel Quick Resume Technology」や,家庭内ネットワークの管理用ソフトウエア,動画向けの符号化技術を相互変換できるミドルウエアなどがある。

 Viiv対応のパソコン製品を出荷する際には,Intel社による試験や認証プロセスを経る必要がある(図2)。さらに,携帯型音楽プレーヤやテレビなど,Viiv対応のパソコンと接続して利用する機器に関しても同社が何らかの認証を行う予定だ。

図1 Viivプラットフォームの概要
図1 Viivプラットフォームの概要 (日経エレクトロニクス2005年9月12日号より抜粋) 図2 ViiVのロゴ取得条件など
図2 ViiVのロゴ取得条件など (日経エレクトロニクス2005年12月5日号より抜粋)