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【iPhone 4S分解 その3】内部中央に隠れていたアンテナ線《訂正あり》

日経エレクトロニクス分解班
2011/11/10 13:24
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iPhone 4Sで新たに追加されたアンテナ線(手前)
iPhone 4Sで新たに追加されたアンテナ線(手前)
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メイン基板(正面側)の比較。左がiPhone 4、右がiPhone 4S
メイン基板(正面側)の比較。左がiPhone 4、右がiPhone 4S
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メイン基板(背面側)の比較。左がiPhone 4、右がiPhone 4S
メイン基板(背面側)の比較。左がiPhone 4、右がiPhone 4S
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大型になった新型バイブレータ
大型になった新型バイブレータ
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内部コンポーネントを並べたところ
内部コンポーネントを並べたところ
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その2から続く)

 iPhone 4とiPhone 4Sのメイン基板を取り出して重ねてみると、やはりiPhone 4Sの基板の方が幅が大きかった。よく見ると、基板の幅が広がった部分にはアンテナ線が追加されていた。電磁雑音対策用の金属製カバーで固定され、基板に沿うように線が伸びていた。

 アンテナ線を取り外してみると、途中に金属製の端子が設けられており、その部分で金属製カバーに接地していた。iPhone 4には、アンテナ設計が原因で「持ち方によって受信感度が悪くなる場合がある」という課題が指摘されていた。この対策ではないかと考えられる。

 実際には、内部のアンテナ線は、日本では発売されなかったCDMA版iPhone 4から追加されていたようだ(iFixit社による分解記事)。iPhone 4Sの基板の形は、CDMA版iPhone 4の基板によく似ている。大型化されたiPhone 4Sの新型バイブレータも、CDMA版iPhone 4から導入されたもののようだ。CDMA版iPhone 4とiPhone 4Sの基板の下部は、このバイブレータを避けるように円状に切り取られる形状になっている。

 基板上のコネクタの位置は、iPhone 4とiPhone 4Sとではかなり違うが、CDMA版iPhone 4とiPhone 4Sとでは比較的似ている。ただし、CDMA版iPhone 4はSIMカード・スロットを搭載していないため、SIMカード・スロットを持つiPhone 4Sとは基板上の部品の配置自体は異なっている。iPhone 4を改良してCDMA版iPhone 4が開発され、CDMA版iPhone 4をベースに仕様を向上させたものがiPhone 4Sだと言えそうだ。

 なお、分解の詳細については、日経エレクトロニクス2011年11月14日号の特集「スマホ部品で勝つ」に掲載した。併せてお読みいただければ幸いである。

■変更履歴
この記事の掲載当初、4段落目の最後で「iPhone 4Sを改良してCDMA版iPhone 4が開発され」としていましたが、正しくは「iPhone 4を改良してCDMA版iPhone 4が開発され」でした。お詫びして訂正します。記事は修正済みです。
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