タッチ・パネルやタッチ・スイッチといった「タッチ・センサ」が,電子機器に本格的に使われ始めた。誰にでも使いやすい簡単なユーザー・インタフェースを提供できるのはもちろん,新機能の追加やデザイン性の向上など機器に新たな付加価値をもたらすからだ。機器メーカーにとってタッチ・センサの利用環境は今後ますます改善されていく。タッチ・センサの使いこなしの巧拙が,機器開発の成否を左右する時代がやって来る。(本記事は,『日経エレクトロニクス』,2008年6月2日号から転載しました。内容は執筆時の情報に基づいており,現在では異なる場合があります)