Social IMEに問い合わせた結果をリストアップ
Social IMEに問い合わせた結果をリストアップ
[画像のクリックで拡大表示]
ユーザーが変換候補を選択
ユーザーが変換候補を選択
[画像のクリックで拡大表示]
変換結果をアプリケーションの入力欄などにペーストして利用する
変換結果をアプリケーションの入力欄などにペーストして利用する
[画像のクリックで拡大表示]

 米Google Inc.の携帯電話機向けプラットフォーム「Android」関連の技術者として知られるAdamrocker氏は2008年11月18日,Androidを搭載した携帯電話機やAndroidのエミュレータで動作する日本語入力ソフト「simeji」を公開した(リンク)。同氏は日本の技術者で,日本Androidの会の「DalvikVMワーキング・グループ」と「マッシュ・ワーキング・グループ」でリーダーを務めている。

 simejiは辞書として「Social IME」のWeb APIを利用している。Social IMEは,不特定多数のユーザーが単語や正しい変換結果をサーバーに登録することで変換効率を高める点を特徴とする。いわゆる「集合知」を利用するサービスである。ちなみに「simeji」は「Social IME 字(ji)」の略だという。

 simejiを起動すると,アプリケーションの画面の上に半透明の入力画面が表示される。文字を入力すると,リアルタイムにSocial IMEに問い合わせ,変換候補をリストアップする。ユーザーが変換候補をタッチすると,simejiの入力エリアにその変換候補を表示する。同時に,変換結果を学習結果として,Social IMEに送信する。simejiを終了すると入力エリアの内容がクリップ・ボードにコピーされるので,ユーザーはそのデータをペーストして利用する。

この記事を英語で読む