編集部による今回のまとめ

  • 市場や生産拠点のグローバル化が進み,多くのサプライヤーが複数のOEMメーカーに供給するのが当たり前になったことから標準化の重要性が認識され,品質管理や資材管理などサプライチェーンに関する共通のガイドラインや評価指標としてMMOG/LEが業界団体によって作成された。
  • ●米Ford Motor社など多くのグローバルOEMメーカーが,自社のサプライヤーに対し,MMOG/LEの適用を要求し始めている
  • ●MMOG/LEによって,サプライチェーンにおける自社の問題点(例えば処理を自動化すべき点など)が明確になる上,定期的な評価更新・監査によって継続的な改善が促される
  • ●グローバルOEMメーカーは,新興市場のサプライヤーを育成するためのツールとしてMMOG/LEを使用している。一方,新興市場のサプライヤーは自社の供給能力に問題がないことをアピールするためのツールと考えている。
  • ●MMOG/LEは,グローバルなサプライチェーン業務の効率化に有効であることから,発祥地である自動車業界だけでなく,さまざまな業界で使用され始めている