英ARM社がブースに置いていたAndroidケータイ
英ARM社がブースに置いていたAndroidケータイ
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 英ARM Ltd.も「Androidケータイ」を出展していた。ただしブースに場所をとって置いていたわけではなく,説明員が持っていたのみ。しかしその姿は,エンド・ユーザーが普通に持ち歩いていても違和感がないほど,最終製品に近い形をしていた。

 見かけはまさに,Androidのソフトウエア開発キット(SDK)の標準デザインとして採用されていたものとほぼ同じである。マイクロプロセサは250MHz動作のARM9で,メモリ容量などは分からないという。当然ながらARM社は機器メーカーではないので,製造元は別なはずだが,「それも分からない」(説明員)。米Google Inc.がAndroidを実際に駆動している動画などを公開しているが,その際に用いている試作機と同一ではないかと推測される。

 ただ実際に動いているのは間違いなく,電話もかけられるという。「これで家に電話をかけて妻と話したよ」と笑って説明した。

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