図1 有機ELテレビに電源を入れる。テレビ設定の画面でもコントラスト比の高さは確認できる。
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図2 有機ELテレビに搭載する地上デジタル放送受信用のロッド・アンテナ。大きさは携帯電話機に搭載するアンテナとほとんど変わらない。
図2 有機ELテレビに搭載する地上デジタル放送受信用のロッド・アンテナ。大きさは携帯電話機に搭載するアンテナとほとんど変わらない。
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図3 有機ELパネルには地上デジタル放送の映像ではなく,「信号レベルが低下しています」の文字が表示された。
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図4 コントラスト比の高い皆既日食の画像を表示。
図4 コントラスト比の高い皆既日食の画像を表示。
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 ソニーの有機ELテレビ「XEL-1」の箱を開け,電源を入れた(Tech-On!の関連記事)。地上デジタル放送の設定画面が表示されたので設定を始めることにした(図1)。

 日経エレクトロニクス編集部でテレビ入力ができる場所は限られている。ここで,XEL-1は地上デジタル放送受信用のロッド・アンテナを搭載していることを思い出す(図2)。搭載するアンテナを用いて,地上デジタル放送の受信設定を試みた。

 地域情報などを入力して設定はすぐに完了した。ところが地上デジタル放送が映し出されるはずが映らない(図3)。「電波状況が悪いのか」と考えていたときに地上デジタル放送の受信に必要なB-CASカードを挿入していないことに気付いた。

 B-CASカードを挿入すると,難なく地上デジタル放送の映像が表示された。地上デジタル放送やコントラストの高い皆既日食の画像を表示してみた(図4)。XEL-1のコントラスト比は100万対1と高く,色再現範囲はNTSC規格比110%であるため,色鮮やかな映像が見られた。液晶テレビやPDPテレビに比べると,映像はR(赤)やG(緑)などが原色に近いように感じられ,映像は鮮やかすぎる気もするが,画像処理によるものかもしれない。

 地上デジタル放送の設定は完了した。いよいよ,本題である分解の準備に取り掛かることにした…。

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