ソニーが発売する11型の有機ELテレビ「XEL-1」を入手した日経エレクトロニクス分解班(Tech-On!の関連記事)。「11型のテレビにしては大きい箱だな」と思いつつ開けてみると,箱の中にはさらに箱があった(図1)。内側の箱の表面には,黒地に「SONY」と「有機EL デジタルテレビ XEL-1」の記載のみで非常にシンプルだ(図2)。
箱を開けて有機ELテレビを取り出してみる。有機ELテレビの表示画面にはスエード製の黒の保護カバーが掛けられている(図3)。慎重に保護カバーを取り外すと,ついに有機ELテレビのディスプレイ部が姿を現した(図4)。
有機ELテレビ本体以外の付属品も確認してみる。同梱する付属品は,リモコンとVHF/UHF用同軸アンテナ接続ケーブル,ACアダプタ,クリーニング用の布,背面部の端子カバー,取扱説明書である(図5)。
中身を並べてみてまず気付くことは,リモコンが薄いこととACアダプタが大きいことである。リモコンの厚さは約10mm(図6)。有機ELテレビの薄さに合わせてデザインされたとみられる。ACアダプタの厚さは約31mm。有機ELテレビ本体の下部にあるチューナーなどの回路部よりも若干厚い(図7)。
箱の中身の確認は終わった。分解前に製品発表会や展示会で披露していた高いコントラスト比の映像が見たいと思い,電源を入れてみた…。