巨大なコンバージョン・レンズ(オプション品)を装着した様子に感嘆の声があがった。
巨大なコンバージョン・レンズ(オプション品)を装着した様子に感嘆の声があがった。
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電話番号の入力キーを備えた表側(裏側とも言える)からみた様子である。巨大なコンバージョン・レンズが奥に見える点を除けば,一般的な携帯電話機となんら変わらない。
電話番号の入力キーを備えた表側(裏側とも言える)からみた様子である。巨大なコンバージョン・レンズが奥に見える点を除けば,一般的な携帯電話機となんら変わらない。
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コンバージョン・レンズを装着しない状態である。光学ズームは3倍である。
コンバージョン・レンズを装着しない状態である。光学ズームは3倍である。
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 「これはすごい」——。韓国Samsung Electronics社がCeBIT 2005に出展した700万画素のカメラ機能を搭載した携帯電話機「SCH-V770」は,来場者の度肝を抜くのに充分な外観であった。

 この700万画素カメラ・ケータイを自ら確認しようと,競合の携帯電話機メーカーの社員や報道陣が展示ブースを入れ替わり訪れ,絶えず人だかりができていた。その仰々しい筐体や光学レンズ(オプション品)に「これはカメラ付きケータイなのか。それともケータイ付きデジカメなのか」と感嘆ともため息ともいえるような声がでるほどだった。

 もっとも今回の開発品はショーケース内での静的な展示にとどまり,残念ながら試用はできなかった。説明員の解説も既存の発表内容にとどまった(Tech-On!の関連記事Tech-On!の第1報)。

 撮像素子はCCD型で,標準装備のズーム機能は光学ズームが3倍,デジタル・ズームが4倍である。Xe(キセノン)ランプによるストロボ機能を備える。これらの基本構成は,2004年10月に公開した500万画素のカメラ・ケータイと同等である。オプションとして装着可能な,望遠または広角のコンバージョン・レンズに関する詳細な情報は得られなかった。

 本体の外形寸法は127mm×52mm×27mm,重さは180gという。小型メモリ・カードとして「MMC Micro」が利用できる。携帯電話の通信機能はCDMA2000 1x EV-DO方式に対応する。


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