韓国Samsung Electronics Co.,Ltd.は700万画素のカメラ付き携帯電話機「SCH-V770」を開発した。3月9日にドイツ・ハノーバー市で開催した展示会「CeBIT 2005」で発表した。

 CCD型固体撮像素子の総画素数は740万で,有効画素数700万。光学3倍ズームやデジタル5倍ズームが可能である。カメラ付き携帯電話機としては初めてとなる望遠または広角のコンバージョン・レンズを装着することもできる。この望遠レンズを利用すると,光学4.7倍までズーム可能となる。TV受像機に接続して,撮影した画像を見ることもできる。携帯電話機のメイン・パネルには,QVGA(320×240)のTFD(薄膜ダイオード)液晶パネルを採用した。色は1600万色表示である。

 Samsung Electronics社は2004年10月に,500万画素のカメラ付き携帯電話機を発表している。CeBIT 2005では韓国LG Electronics社も700万画素のカメラ付き携帯電話機の開発方針を明らかにしている(Tech-On!の第1報)。Samsung Electronics社は一足早く製品を発表した。