LG Electronics社の技術開発を紹介したプレゼンテーション資料。赤線部分(本誌)で,700万画素カメラ・ケータイについて触れている。製品化時期を「2005?」としているのは「最終的に確定しているわけではないので"?"としている」(LG Electronics社)という。製品化の地域については明らかにしなかった。
LG Electronics社の技術開発を紹介したプレゼンテーション資料。赤線部分(本誌)で,700万画素カメラ・ケータイについて触れている。製品化時期を「2005?」としているのは「最終的に確定しているわけではないので"?"としている」(LG Electronics社)という。製品化の地域については明らかにしなかった。
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LG Electronics社は,2005年は年間11%のシェアを確保して,通年で4位の座を確保する見込みという。
LG Electronics社は,2005年は年間11%のシェアを確保して,通年で4位の座を確保する見込みという。
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 韓国LG Electronics社は,700万画素のカメラ撮影機能を搭載した携帯電話機を2005年中にも製品化する方針であることを,3月9日に開催された「CeBIT 2005」の記者発表会で明らかにした。同社は700万画素カメラ・ケータイの開発に着手したことを2004年中に明らかにしていたが,製品化の時期に言及するのは今回が初めて。ただし10日から始まる一般公開には出展しないという。なお700万画素カメラ・ケータイは韓国Samsung Electronics社も製品化を進めており,その開発品をCeBIT 2005に出展することが明らかになっている(Samsung Electronics社の700万画素カメラ・ケータイの詳細は,続報記事を予定)。

 LG Electronics社は記者発表会で,同社が携帯電話機市場のシェアを急拡大させている背景についても言及した。調査会社によると,携帯電話機の世界市場における2003年のLG Electronics社のシェアは5.3%で5位だった。ところが2004年のシェアは拡大傾向に転じ,2004年第4四半期には7.2%とドイツSiemens社を抜いて4位に浮上した。2005年は年間11%のシェアを確保して,通年で4位の座を確保する見込みという。市場シェアを急拡大できた理由として,同社は「欧州の携帯電話事業者との強い連携下での端末開発が功を奏した」(LG Electronics社)と述べる。携帯電話事業者との連携の中から12カ月~18カ月先のサービス動向を把握し,それに見合った機能を備える携帯電話機を早期に投入するよう開発体制を整えたとする。


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