中国の太陽光パネル大手であるレネソーラ(Renesola)社は6月7日、米国での再生可能エネルギー・プロジェクトの計画を発表した。

 それによると、同社は合計出力107MW分のメガソーラー(大規模太陽光発電所)を米国のカリフォルニア、マサチューセッツ、ミネソタ、ノースカロライナの4州で建設するという。

 まず、2016年の下半期にノースカロライナとマサチューセッツの両州で37MW分のメガソーラーの建設を開始する計画。残りの70MW分は、2017年にミネソタおよびカリフォルニアの両州に建設する方針だ。

 同社のXianshou Li最高経営責任者(CEO)は、「北米は大きく揺るぎない市場であり、再エネ発電プロジェクトにとって最も魅力がある」と述べている。今回の発表で、同社は今後も北米でのメガソーラー・プロジェクト開発に取り組む意向を示した。

 レネソーラ社は、トルコで116MWのメガソーラー開発プロジェクトに参画していることを5月下旬に明らかにした(関連記事)。利幅の薄い太陽光パネル製造から、利益率の高い再エネ発電プロジェクト事業にシフトする姿勢を米国でも示した形と言える。