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ミネベアミツミとリコー、介護・医療分野でタッグ

情報サービスを共同開発、第1弾はベッドセンサーシステム

2017/05/18 19:35
大下 淳一=日経デジタルヘルス

 機械・電子部品大手のミネベアミツミと事務機器大手のリコーが、介護・医療市場の開拓で手を組んだ。各種の生体情報や位置情報を収集し分析する介護・医療現場向けサービスを、共同で開発する。2017年5月18日、その第1弾となる「ベッドセンサーシステム」の事業化に向けた共同事業開発契約を結んだ(プレスリリース)。2017年秋をめどに介護施設向けに発売する。

5月18日の共同記者会見に臨んだミネベアミツミ 代表取締役 社長執行役員の貝沼由久氏(左)とリコー 代表取締役 社長執行役員の山下良則氏
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 ミネベアミツミはかねて「ヘルスケアなどこれからの(成長が見込まれる)分野に、我々の技術を使ってもらいたいと考えてきた」(同社 代表取締役 社長執行役員の貝沼由久氏)。その一環として、同社が強みを持つ高精度荷重センサー(ひずみゲージ)を活用した、高齢者見守り用のベッドセンサーシステムの開発を2015年から進めてきた。

 リコーとの協業は今から数カ月前、リコー前社長の三浦善司氏がある会合で、ミネベアミツミによるベッドセンサーシステムの発表を聞いたことに端を発する。三浦氏からミネベアミツミ社長の貝沼氏へ、すぐに協業の申し入れがあったという。ミネベアミツミにとってリコーは、ベアリングやモーターなどの製品の「重要な顧客の1社。(複合機などで)現場に密着した営業をしている企業でもあり、我々の技術をいかに早く世の中に出すかという点で、願ってもない最高のパートナーだ」(貝沼氏)。

 一方のリコーは2016年3月、脳・脊髄の診断装置や遠隔医療などを中心とするヘルスケア分野への参入を表明(関連記事1)。病院向け屋内位置情報サービスの提供を同年6月に始めるなど、ヘルスケア事業の拡大に力を入れてきた(同2)。2017年4月に三浦氏から社長を引き継いだ山下良則氏は、ミネベアミツミとの協業について「またとない話。いち早い製品化に向けて、できるだけスピードをあげて取り組んできた」と話す。

 両社は今後3つの段階を踏んで、センサーなどで収集するさまざまな生体情報や位置情報を活用したサービスを開発。介護・医療現場向けに展開する。ミネベアミツミが得意とするセンシングや無線通信の技術と、リコーのシステム化技術や顧客サポートの強みを融合し、高い成長が見込まれる介護・医療市場を共同で開拓する狙いだ。

日経デジタルヘルス Special

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